毛穴の開き・詰まり・黒ずみ

毛穴の数が増えてみえるのは、
皮脂バランスの崩れが原因

毛穴悩み解決の鍵は、皮脂分泌量をいかにコントロールするかです。清潔感を心がけて皮脂を取り過ぎてしまっても、皮脂過剰に陥った場合でも「開き毛穴」の原因になってしまいます。さらに皮脂過剰の状態を放置して酸化が進んだ場合は、過酸化脂質へと変化して「黒ずみ毛穴」に。黒ずみを象徴するブツブツやザラザラは、毛穴から皮脂と古い角質が混じり合った角栓がはみ出した状態です。これがいわゆる「詰まり毛穴」の大きな要因といえるでしょう。汚れをやさしく取り除く、クレンジング・洗顔での丁寧なお手入れが必要です。

至近距離でも目立たない毛穴にリセット

毛穴ケアのポイントは２つ。一つはターンオーバーを整えて古い角質をスムーズに排出すること。もう一つは、うるおいを保って余分な皮脂を分泌させないことです。角層にうるおいがありキメが整っていれば、毛穴は目立ちません。常に肌の水分量を増やすことを意識し、油分は控えめにすることが鉄則です。また、なかなかバランスの取れない肌を整えるのに有効なビタミンCは、毛穴ケアにとって心強い成分です。ザラつきが気になる時はソフトピーリングを。肌がなめらかになり、化粧水や美容液の浸透感が高まります。

ケアのポイントCARE POINT

洗顔: うるおいを保ち、
汚れと余分な皮脂と
古い角質を落とす

保湿: うるおいを角層のすみずみまで
浸透させ、ふっくらと
キメを整える

整肌: 肌コンディションを整えて
毛穴を目立たなくする。
代表的な成分はビタミンC

保護: 油分控えめでうるおいを
閉じ込めて、
肌の内側から弾力を出す

「毛穴」といっても
症状はさまざま

ひと口に「毛穴」といっても、肌コンディションによってはいくつもの種類があります。実は上記の表に記載のなかった、「すり鉢毛穴」と呼ばれるものもあります。この毛穴は、実際は開いていないのに開いて見えてしまい、すり鉢状に凹んでしまった状態です。

毛穴の症状によってケア方法は少しずつ異なりますが、お手入れを進める上で気をつけたいことはどれも同じ。外的刺激から肌を守ること、肌の乾燥を防ぐこと、肌のpHバランスを保って雑菌を防ぐことが、スキンケアの基本点です。どれも肌の天然保湿因子（NMF）である皮脂を大切に、肌の防衛機能を強化しましょう。正しいケアを進めることが、毛穴の目立たない肌を手に入れる何よりもの近道となります。