青黒ぐすみ

簡単に起こりやすい、
血行不良によるくすみ

肌の色は血色の影響を大きく受けます。血色とは真皮の毛細血管を流れる血液の色が透けたもので、血行が悪いと、青白く見えたり濁ったように見えます。また、乾燥も肌をくすませる要因で、酷くなればなるほど肌が黒っぽく見えます。青黒いように見えた場合は、乾燥と血行不良の両方が原因といえるでしょう。通常のお手入れにひと工夫するマッサージ美容液で、血行促進を心がけつつ、しっかりとうるおいを与えることです。一方、乾燥対策クリームなどの油分が酸化して肌をくすませてしまうこともあります。黄ぐすみは、糖質過多や紫外線や加齢などが原因で、糖とたんぱく質が結びついて皮膚が黄色く変色した状態です。

血行の良い肌を保ちながら、
ターンオーバーを整えましょう

くすみケアの第一歩は、保湿を徹底して肌を乾燥させないこと。その上で、マッサージを習慣にして血行の良い肌を保つことがくすみ解決への近道です。入浴や軽い運動で体全体の血行を良くすることも、顔のくすみケアにつながります。バスタブに浸かる入浴と、シャワーだけでは体の温まり方が違います。古い角質がくすみの原因になっていることも十分に考えられるので、肌のターンオーバーを整えることも大切です。

ケアのポイントCARE POINT

洗顔: 肌の汚れを落としながらも、
うるおいは十分に残す

保湿: たっぷり水分を与えて、
角質の状態をなめらかに整える

引き締め: マッサージを取り入れて、
引き締め＆リフトアップ

整肌: 乱れたターンオーバーを正しいサイクルへ導く

保護: ターンオーバーを整えて、
バリア機能を強化

色で見るくすみの種類

ひとことで「くすみ」といっても種類によって、原因とその対策方法が異なります。前述した血行不良による「青ぐすみ」や、乾燥・ターンオーバーの遅れによる「黒ぐすみ」のほかにも、乾燥しつつ血行不良に陥ったために起こる「青黒ぐすみ」などさまざまです。それ以外にも顔色が冴えない原因をご存知でしょうか。糖質過多や紫外線、加齢などが原因で、糖とたんぱく質が結びつくと、皮膚が黄色く変色するため「黄ぐすみ」と呼ばれる状態に。一方、紫外線ケアを怠り、肌の中にメラニンを溜め込みすぎてしまった場合は、皮膚が茶色く見えてしまう「茶ぐすみ」といわれる状態となります。ご自分のくすみがどれに当てはまるか見極めて、適切なお手入れを行っていきましょう。