肌の乾燥が気になるときにサッと保湿を与えながら、上品なツヤも瞬時に叶える「ウルトラグロウバー」。お客様への特別プレゼントとして開発された一品は、乾燥に悩む方たちからのお声も誕生のきっかけとなりました。
開発のスタートから完成まで、製品に込めた思いを担当者に語ってもらいました。
ビーグレン中央研究所 金綱 由紀子
20年以上の化粧品開発の経験を経て、2022年にビーグレン入社。スキンケア化粧品の処方開発を担当。
肌の乾燥トラブルに着目
乾燥や肌荒れの悩みは、どちらかといえば気温と湿度が低い冬に多いものでしたが、最近は長く続く猛暑により、紫外線やエアコンによる乾燥や皮脂のベタつき、テカりといった肌トラブルが深刻化し、夏を超えてそのまま秋に持ち越されるようになってきました。これらの問題を解決するために、外出先でも手を汚さずに簡単に保湿ケアができ、同時に輝きをまとうような美しい肌を実現する製品を目指しました。
保湿スティックがつくりたい
メイクのタッチアップや、携帯できるような保湿スティックはすでに巷にありますが、そのほとんどがバームタイプになります。バームタイプのものは、肌をコックリとした油分で覆うことはできますが、うるおい感は感じられません。乾燥した肌にのせると余計にしわが目立つというデメリットも気になります。
乾燥した部分をしっかりと水分で保湿ができるように、「うるおいをたくさん抱えたスティックをつくりたい」という決意から開発を始めました。うるおいが行き渡ると、自然とツヤ感が増し、透明感が生まれます。うるおいだけでなく同時に美容成分も与えることで、活力あるハリ肌も実感できます。
メイク前の下地に使えばファンデーションのノリを良くし、さらに外出先でも簡単にツヤ・ハリ・うるおいを与えるスティック状美容液に仕上げました。
良いツヤを肌に残す理由
「ウルトラグロウバー」には、美容オイルも多く含まれています。美容オイルの中には屈折率の高いものがあり、その類のオイルを使用すると反射される光が強くなり、それが肌に濡れたようなツヤを与えます。この効果によって、メイクの上から塗ると肌にハイライト感のある輝きを生み出します。
理想の「効果実感」と「使用感」
一般の保湿スティックには、オイルだけで構成されているものが多いのですが、それでは肌の水分の蒸発は防げても、水分を補給することはできません。そのため、「ウルトラグロウバー」は、油を水が包み、さらにその外側を油で包む「O/W/O」という特殊な乳化方法を採用しています。この方法によって、肌に水分と油分を同時に与えることができるようになり、一度の塗布でも角層内の奥深くまでうるおいを届け、そのうるおいが長時間続きます。
イメージを形にするため、水分と油分の適切なバランスを見つけることに苦心しました。毎日使うスキンケア製品には、効果実感を得るだけでなく、その『使用感』が重要な課題になります。
心地よい塗り心地と水分を感じる使用感、そして製品の安定性を両立させることが、挑戦でした。
渾身のテクスチャーが完成
肌に塗布する際、溶けるようにすっと伸びるテクスチャーとみずみずしく”ひんやり感”のある使い心地は、ほかの保湿スティックにはあまり見られない「ウルトラグロウバー」の特徴です。
テクスチャーによる塗布感は、お客様に気持ちよく使っていただくための大切なポイントです。納得いくものになるまで何度も試作を繰り返し、改善を重ねてきました。社内外のモニター調査でも高評価をいただき、会心の一本に仕上がったと自負しています。
すっとなめらかに伸び、塗った瞬間のみずみずしい使用感はこだわっただけあり、とても満足した出来栄えになっています。紫外線やエアコンで乾燥する夏はもちろん、冷気や暖房で乾きやすい冬、肌が敏感になっている春や秋にも使っていただきたい一品です。
スキンケアからハイライトのようなポイント使いまで「ウルトラグロウバー」の使い方は自由です。幅広いシーンでお使いください。顔だけでなく、体の乾燥が気になる部分にも使っていただけます。
一度使用してみると、その使い心地と手軽さは実感いただけると思います。まだ使用したことのない方はぜひ試してみてください。