これって私の思い込み? 脱・自己流スキンケア

PROLOGUE

私たちはこれまで
肌やスキンケアについて
さまざまな情報を得てきました。

積み上げてきた知識の中には、肌やスキンケアへの
「思い込み」も含まれています。

肌のお手入れも、この

「思い込み」をベースに
毎日繰り返している
としたら……?

私たちが知らず知らずのうちに
積み上げてしまった「思い込み」から
私たち自身を解き放ち、

一人一人が大切な自分の肌のエキスパートに
なるためのレッスンを始めましょう。

シリーズ第10回目は、
肌老化の三大要因第一弾
「紫外線」についてです。

年齢とともに、肌は衰える!?

美子

前回、肌を老化させる一番の要因が加齢ではなくて紫外線と聞いてびっくりしました。日焼け止めは一年を通して使わなければいけないとわかってはいるのですが、つい面倒で……。夏以外はさぼりがちです。

グレン先生

そういう方、まだまだ多いですよね。でも、そのさぼっている間にコップに水がポタポタと溜まっていくように、 紫外線の記憶は肌に蓄積していっているのですよ。

美子

グレン先生、 怖がらせないでください。

グレン先生

美子さん、怖いのは私ではなく紫外線です!しかも紫外線B波は10月〜2月はぐっと少なくなるのに対して、A波は一年中高めで安定しています。冬だからといって全く油断できないのですよ。

美子

えっ、一年中?

グレン先生

いきなりA波、B波の話から入ってしまいましたが、美子さん、ちゃんとついてきてくださいね。まずは、地上に降り注いでいる紫外線にはA波とB波の2種類があることを覚えましょう。だから日焼け止めにもSPF値PA値の2つの表記があるのですよ。

真皮をいじめるA波、表皮をいじめるB波

美子

グレン先生、
紫外線A波とB波の違いがいまひとつわかっていないのですが……。

グレン先生

いい機会だから、ここでしっかり理解しておきましょう。美子さんが日焼け止めを使う一番の目的は何ですか?

美子

もちろん日焼けを防ぐためです。シミはつくりたくないですから。

グレン先生

そうですよね。その日焼けを起こしてシミをつくる原因になるのが、紫外線B波なのです。皮膚がんの原因になる非常にエネルギーの強い紫外線です。

でもね、長期的に見たときに肌老化の原因になるのは、実は紫外線A波の方。A波は肌の奥の真皮まで届く紫外線で、DNAを傷つけたり、コラーゲンやエラスチン繊維を破壊したりして、しわやたるみを招きます。

美子

A波の方が怖いというか、タチが悪いのですね。

グレン先生

しかもA波はガラス通り抜けてしまうため、曇りの日室内でも油断禁物なのですよ。
突然ですが、美子さんに質問です。極端な比較ですけれど、シミやそばかすのある肌と、しわやたるみがある肌、どちらが老けて見えると思いますか?

美子

うーん、しわやたるみのある肌でしょうか。小さな子どもって、お絵描きでおばあちゃんの顔を描くときは、しわを描きますよね?私の姪っ子がそうなのですが、シミを描く子っていないような……。

SPFの数字とPAの+の数が意味するもの

グレン先生

そうでしょう。ですから、しわやたるみを招く紫外線A派への対策も怠ってはいけないのです。これまで美子さんが気にしてきた紫外線B波を、どれくらいカットできるか、数字で表したものSPF値です。紫外線A波PA値と呼ばれ+の数防御力を示します。

美子

SPFの数字は高い方がいいと漠然と思っていましたが、PAの方は正直「おまけ」みたいな感覚でした。友達とも「SPF、いくつ使っている?」なんていう話はしても、PA値の方は話題にもなりません。SPF値の数字とPAの+が表す意味を正しく理解しなくてはいけないですね。

グレン先生

いいですね。正しい理解こそキレイへの近道ですからね。

SPF値は紫外線B波を防御する力の大きさを表しています。日焼けするまでの時間の長さを表していると勘違いされている方が多いですが、時間の長さではないのですよ。

美子

数字の通り、SPF15よりSPF50が紫外線B波を防ぐ力が大きいということですね。ここ数年、夏はSPF50の日焼け止めを使っています。でも、PA値は数字ではないので、ちょっとわかりづらいのですが……。

グレン先生

PA値は防御の力が強い方から「++++」「+++」「++」「+」の4段階で示しています。実際にはPA値も日焼け止めを塗布した場合と未使用の場合で比較して数値で計測しているのですよ。

SPF50・PA++++ 対 SPF30・PA++

グレン先生

先程美子さんが使用したと話してくれたSPF値50の日焼け止めですが、塗っていたのに日焼けをしてしまった経験はありませんか?

美子

あります、あります!朝にSPF値50の日焼け止めを塗ったのに、夏のビーチではこんがり焼けてしまいました。

グレン先生

SPFが高いからといって塗り直しが必要ないと思ってはいけませんよ。実は、日焼け止め製品に書いてあるSPF値やPA値の効果というのは、顔全体で 500円玉分くらい塗って初めて出るものなのです。

SPF値やPA値の決定には、日本の化粧品業界が制定した「1㎠あたり2mgを塗布して測定する」という試験法が用いられているのですが、あまり現実的ではなくて……。500円玉くらい塗らないとその状況がつくれません。

美子

えっ?100円玉ではなくて500円玉分⁉︎塗るというよりは、盛る感じではありませんか?でも、肌にのばさなければファンデーションが塗れません。

グレン先生

おっしゃる通りですが、残念ながらSPF50でも薄く塗ればSPF5程度にまで下がってしまいます。SPF30を薄く塗れば効果は、ゼロに近く……。まめに塗り直しが必要といわれる理由もそこにあります。どんなSPF値のものでも、こまめに塗り直すことが大切なのです。

反対に、SPF30でも500円玉分の使用量を守れば、SPF50を薄く塗るよりも効果が高くなります

日焼け止めの効果を出すには、薄くのばし過ぎはNG

美子

ショックです。でも、ファンデーションを塗っている肌にこまめに塗り直しなんてできません。

グレン先生

そうですね。だから冬でもある程度SPF値やPA値が高い日焼け止めを選ぶなどの工夫は必要です。でも、レジャーやスポーツなど、外にいる時間が長い場合には、SPF50・PA++++の日焼け止めを塗ることに 迷いはないかと思いますが、普段使いにしているのは、SPF20〜30・PA++位の日焼け止めではありませんか?

美子

はい、テクスチャーもちょっと軽いような気がして……。

グレン先生

だからこそ、できるだけ使用量を500円玉に近づけることを意識してほしいのです。

美子

意識するのとしないのでは違いますよね。一度、500円玉量がどれくらいか試してみます!

目から入る紫外線もメラニンを増やす

グレン先生

目から入る紫外線の刺激も、脳に伝わりメラニンの生成を指令することがわかっています。「目」自体も紫外線のダメージを受けますから、 屋外で長時間過ごす日は、UVカット効果のあるサングラスをかけましょう。日傘や帽子も味方につけてくださいね。
それから最近では、紫外線から受けた活性酸素の害を減らすとされるサプリメントも出ています。日焼け止めをどうしても厚く塗れない場合には、併用するのもいいかもしれませんね。

美子

はい!日焼け止めでも塗り方次第で効果が半減してしまうこと、SPFの値とともにPA値にも着目することが大切、など今日はいろいろ知ることができました。一年中、 紫外線注意報は発令されていると肝に銘じて、太陽とつき合っていきたいです。 アウトドアも大好きなので、外遊びを諦めたくないですから!

思い込み:SPF・PA値が高い日焼け止めをつけていれば、UVケアは万全!
        答え: SPF・PAの数値は、大きい方を選べば万全ではなく、その日焼け止めの使い方により効果が左右します。塗り方によってはSPF50・PA++++より、SPF30・PA++の日焼け止めの方が高い効果を得ることもあるのです。
あなたの”思い込み”は解消されましたか?

おさらいクイズに挑戦!

どちらが正しいでしょう?

問題:
日焼け止め製品に書かれている
SPFとPAの効果を発揮させるには、(     )

今後も「さまざまな思い込み」について
解説していきます。

どうぞお楽しみに!
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