砂糖を10日間断つとどうなるの!?『フェドアップ』 チャレンジに挑戦!

砂糖が老化を速めるという話を聞いてから、ここ数年、なるべくお菓子を食べず、甘いラテも飲まず、砂糖を使わないで料理をする生活をしています。その生活に体が慣れると、久しぶりに砂糖を口にした時、その直後に脳が再び砂糖を渇望するのが分かります。そこからお菓子を食べる生活に逆戻りするのは、いとも簡単。先月、自分へのご褒美にチョコレートを買ったら、その後一週間止まらなくなりました。意志の力ではコントロールできないのです。それからは再び、買い物に出かける度につい甘いものを買ってしまう生活。砂糖の誘惑というのはそれぐらい強いものです。個人差はあると思いますが、私にとってはコーヒーを止めることの方が簡単でした。

この砂糖の弊害を伝えるドキュメンタリー映画『フェドアップ(Fed UP)』が、先日『ザ・ビュー』という朝のトーク番組の中で取り上げられ、30代の女性タレント達が、この映画を見てから砂糖を口にするのを止めたと語っていました。2014年に公開された映画で、アメリカで社会現象になっている小学生の糖尿病問題を取材し、砂糖についての正しい知識を広めるための作品です。人気トーク番組の司会もしているニュースキャスターのケイティー・クーリックがプロデュースした映画ということもあって、主に母親達、若い女性達に影響を与えています。

この映画の解説によると、まず体内に取り入れられた糖分は、肝臓で分解されます。それで血糖値が上がります。肝臓が極限まで酷使されると、その働きを助けるために膵臓がインシュリンというホルモンを肝臓に送り込みます。エネルギーを貯蔵するホルモンであるインシュリンは、エネルギーを貯えるために糖を脂質に変えます。そして、インシュリンの放出が過剰になると、脳の満腹感を知らせるシグナルが妨害され、脳が「自分はまだお腹が空いている」と思ってしまうのだそうです。

つまり砂糖は取りすぎると脂肪に変わるばかりか、逆に空腹感を感じてしまう。お菓子を食べると止められなくなるのは、このためなのですね。

この作品中、カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校のロバート・ラスティング博士が、「砂糖は毒です。肥満と関連づけられている代謝病、糖尿病、心臓病、脂質異常症、脳卒中、ガンといった病は砂糖によって引き起こされています」と断言します。そしてその砂糖を使った食品は、ソーダ、シリアル、アイスクリーム、キャンディーバー、ポテトチップスなど、アメリカのTVコマーシャルで毎日見かける大人気商品。そういうものを子供の頃から食べ続けたら、子供でも糖尿病になってしまう。『フェドアップ 』は、「新鮮で美味しい人参!」などといったTVコマーシャルが一切存在しないことを指摘していました。

砂糖を10日間断つとどうなるの!?『フェドアップ』 チャレンジに挑戦!

このドキュメンタリーは、見終えた後で10日間の砂糖断ちをしよう!という「『フェドアップ』チャレンジ」を、全国キャンペーンとして立ち上げました。ウェブサイトにメールアドレスを登録すると、10日間、砂糖を断つためのアドバイスがメールで送られてくるのです。開始当初の登録者は6万人以上。現在もキャンペーンは続いているので、参加してみることにしました。

『フェドアップ』を見て改めて気づいたことですが、砂糖はクッキーやケーキ、シリアルやアイスクリームといったスイーツの中だけに入っているわけではありません。市販のスパゲティソース、ケチャップ、ドレッシングなどにも砂糖が入っています。この「目に見えない砂糖」が曲者で、私達は日々意識しないうちに砂糖を摂っています。

「『フェドアップ』チャレンジ」は、「砂糖が加えられた」食品と砂糖、ダイエットシュガー(可能なら全ての炭水化物も)を10日間断つのがルール。加工食品にはたいてい砂糖が加えられているので、全て避けます。

1日目 。送られてきたメールには、「これから一緒に頑張りましょう」という声援の他に「水を沢山飲みましょう。その空腹感はただの喉の渇きかもしれません」という単純だけれど的を射たアドバイス。

2日目。「健康的なお弁当をお昼に」というのがメールのアドバイス。

3日目。「家族にも参加してもらって一緒にヘルシーになろう」
この時点でメールのアドバイスはあまり期待せず、毎日応援してもらうツールと考えることに。

4日目。「空腹を感じた時、ジャンクフードは避ける」

5日目以降はいくつか省略しますが、役に立ったアドバイスは「砂糖の摂取量を理解する」ということ。上白糖の形をしている砂糖だけが砂糖ではないのです。コーンスイートナー、コーンシロップ、デクストローズ、フルクトース、濃縮フルーツジュース、グルコース、ハイフラクトースコーンシロップ、ラクトース、スクロース、シロップなどなど、加工食品の成分表示の中に入っているこれらの名前は、全部形を変えた砂糖。

「そんなこと言ったら、もう何も食べられない!」と思う人もいると思います。
でも、実際に食べられないのは、加工食品とお菓子だけ。肉も野菜も本物の食品は、いくらでも食べられます。

そうなると必要になってくるのは、自分で料理を作ること。

8日目のアドバイスは「家族で一緒に料理する」でした。

もちろん一人暮らしでも自炊することで、砂糖の摂取量を把握できるようになります。実際このチャレンジは、料理をしないと達成不可能。やはり健康的な食生活は、料理からですね。

最終日。10日間、最初の数日は何度も甘いものが頭に浮かんで辛かったけれど、
3日目に果物を食べることを自分に許可してからは楽に続けられました。
食後の倦怠感や眠気がほとんどなくなったことと、ニキビが出なくなったことがチャレンジに挑む前と比べての違い。

劇的な変化はありませんでしたが、砂糖を取らないでいられる生活に戻れたので、チャレンジは成功。砂糖を食べなくなって始めて、砂糖が体を重く感じさせていたことなどが分かります。甘いものが好きで疲れやすかったり、肌の調子が悪かったりという方は「砂糖断ちチャレンジ」に挑んでみてはいかがでしょうか。
料理の習慣を作るのにも、役立ってくれますよ。

参考

http://fedupmovie.com/#/page/fedupchallenge

この記事を書いたライター

Writer

洋楽専門誌編集部に勤務したあと、1999年、カリフォルニア州ロサンゼルスに移住。フリーの音楽ライターとしてライナーノーツ執筆・取材・ライブレポートなどを数多くこなす。ファーマーズマーケットで仕入れる地元の食材を使ったナチュラルな生活と音楽ライブがエネルギーの源。

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