カットもカラーもしない、そんな美容院が今アメリカで人気を呼んでいます。

カットもカラーもしない、そんな美容院が今アメリカで人気を呼んでいます。

「BLOW ONLY(ブローだけ)」のサロン

美容院といえば髪を切ったり、カラーやパーマをかけたりすることが思い浮かびますが、美容業界で注目されているのは、そういったサービスが一切ない「ブローだけ」の専門サロン。数年前に登場後次々と類似店舗が出現。

トレンドを生み出すセレブとして知られるグウィネス・パルトローも、パーソナル・トレーナーのトレーシー・アンダーソンと組んでLAにブローサロンをオープンしましたし、人気スタイリストのレイチェル・ゾーもNYに自らのプロデュースしたブローサロンをオープンさせました。LA・OCエリアには既にブロー専門サロンがしのぎを削っています。

専門家はこのトレンドの秘密を「お手軽な贅沢さ」にあるといいます。もちろんこれまでも美容室でスタイリングしてもらうことは可能でした。でもそれは65ドル-80ドルという比較的高価なものでした。それに対してブローサロンのお値段は30-40ドルという約半額です。ペディキュアやマッサージと同じくらいの価格帯ですね。

値段だけみると確かにお手軽ですが、「洗髪とスタイリング」という自分でもできるサービスを、お金を払ってやってもらうのだと考えると、やはり「贅沢」なものだとも思えます。

カットもカラーもなし!「ブローだけ」のサロンが人気の理由

ニューポート・ビーチで極上ブローを体験

人気の秘密をさぐるために、実際にニューポート・ビーチにあるブロー専門サロン「ドライ・バー(drybar)」を訪れてみることにしました。テーマカラーの黄色で統一された店内が可愛いこのお店は37才の2児の母であるアリー・ウェッブさんが始めたものです。ブロー専門サロンのトレンド紹介の時によく取り上げられる草分け的お店でもあります。

まずはメニューを見て仕上がりの雰囲気を決めます。

カットもカラーもなし!「ブローだけ」のサロンが人気の理由

ドライ・バーで用意されているのは以下の5つのスタイル。

  • ストレート・アップ(シンプルなストレートスタイル)
  • マンハッタン(スムーズなストレートスタイル)
  • サザン・コンフォート(ボリュームのあるカールスタイル)
  • コスモポリタン(ゆるいカールスタイル)
  • マイタイ(ビーチっぽいルーズなスタイル)

私が訪れたのはちょうど金曜日だったので、お出かけにも使えるような女らしいカールスタイルを希望。コスモポリタンとサザン・コンフォートで迷いましたが、「ボリュームが欲しいなら、サザン・コンフォートはどう?」と勧められたスタイルを試すことに。

テーマカラーの明るい黄色で統一されたインテリアの中シャンプー台へ。プロの手でシャンプーしてもらうのはいつでも気持ちがよいものです。マッサージに来たかのようにすっかりリラックスしてしまいました。ちなみに10ドルで10分間の頭皮マッサージがオプションでつけられます。

朝の9時から夜の7時過ぎまで常に一杯で予約を取るのが大変でしたが、担当してくれた美容師さんにお話を伺うと毎日それくらい混み合っているのだとか。サロンに訪れる女性たちの年代は20代から60代まで幅広く、ちょっとお出かけや友達と会う前に訪れる人や、仕事での大きなプレゼンテーションがある日に訪れる人、また、自分の誕生日に自分へのプレゼントとしてブローする人もいるそうです。それぞれのライフスタイルに合わせて様々な利用の仕方があるのですね。

カットもカラーもなし!「ブローだけ」のサロンが人気の理由

店に足を踏み入れてから約30分ちょっとでブローは完成。サロンを出た後、ウィンドウに映る自分を見ると、なんだか気分が高揚します。久しぶりの友達に電話をかけて、普段行かない場所に出かけてみたいような気持ちになっていました。もちろん、過去に結婚式やパーティなど特別な日のためにスタイリングやセットを頼んだことはありますが、このように日常生活の中にちょっとだけ上質な時間を取り入れるというのはどこか新鮮で、払った値段以上の満足感が心の中に生まれていました。

プロフェッショナルの手による丁寧なサービスは、心にゆとりと豊かさをもたらしてくれるものなのだと改めて実感しました。

アリーさんの兄であり、ドライ・バーのCEOであるマイケル・ランドウ氏は次のように発言しています。

「ブローアウトは、単に髪型の話ではないのです。それは女性の態度を変え、自信をもたらしてくれるのです」

髪型がきまっているかどうかによって、一日の気分が全く違ってくるのを経験している女性なら、誰しもこの言葉に深く頷けるのではないでしょうか。

たかが「外見」、されど「外見」。髪の毛や肌がもたらす心への影響力は私達が思った以上に大きいのかもしれません。プロの力を借りてキレイに、そしてハッピーになれるのなら、利用しない手はありません。気分よく一日を過ごすために、ペディキュアやマッサージだけではなく「ブローアウト」そんな選択がこれからの定番に加わりそうです。

参考記事(英語)

http://pursuitist.com/blow-dry-bars-the-beauty-industrys-hottest-affordable-luxury-trend/
http://usatoday30.usatoday.com/money/economy/story/2012-08-12/drybar-blowdry-bar/56939214/1

取材協力

Drybar
http://www.thedrybar.com/

この記事を書いたライター

Editor / Staff Writer

アメリカ発の新しい美容法&美容グッズ好きが高じて、美容製品を日本に紹介するため渡米。趣味はアロマテラピーとサイクリング。精油の自然な香りの魅力とパワーに魅せられています。いつまでも美しくアクティブな女性でいるための秘密を求めて今日も取材に走ります!!

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