見た目年齢を左右する目の下のしわ、予防&改善で若々しい印象に

「遠目から見る顔は、まだまだ若々しい!でも近くに寄ってみると目の下のしわに実年齢を突きつけられる⁉︎いや、実年齢以上に見えてしまう?」そんな経験、女性なら誰しも持ったことあるのではないでしょうか。

見た目年齢は、目の下にしわがあるかないか、しわが深いか浅いかで簡単に左右されてしまいます。いくらファッションやヘアスタイルが若さに溢れていても、目元の小じわ一つで老け顔に見られてしまうなんて、もったいないですよね。目の周りは皮膚が薄いため、外からの影響を受けやすいのです。逆に、正しくケアをしてあげれば、効果も出やすい部位といえます。乾燥が原因であることも多く、まだまだ改善できる余地があります。しわがくっきりと定着してしまう前に、セルフケアで予防・改善して、若々しい印象をキープしましょう。

目の下のしわはなぜ出来やすいの?

見た目年齢を左右する目の下のしわ、予防&改善で若々しい印象に

顔の皮膚は他の部位よりも薄いのですが、なかでも特に目の周りの皮膚はとりわけ薄くデリケート。そのためうるおいを十分に蓄える力がなく、とても乾燥しがちなため、どうしてもしわになりやすくなってしまいます。若い女性で目の下のしわに悩んでいたりするのは、このデリケートさゆえの乾燥が大きな原因です。

また、顔にはたくさんの筋肉が張り巡らされています。それらの筋肉は「表情筋」と呼ばれ、この表情筋の収縮または弛緩によって表情がつくられます。紫外線ダメージや乾燥、加齢などから肌のうるおいが減少すると、生まれた瞬間から繰り返されるこの表情筋による表情の跡が戻らなくなり、しわとなります。

「目は口ほどに物を言う」なんてことわざがあるほど、目の周りは表情が出やすいもの。日頃から気に掛けてあげるようにしましょう。とはいうものの、表情じわを気にするあまり、感情を外に出さないようにしてしまうのは本末転倒。今気になるしわをこれ以上深くしないようなケアを心掛ければいいのです。

まばたきも目元のしわに大きく関わっています。私たちは一日に1万回以上ものまばたきをしているそうで、それだけの回数のまぶたの上下運動で筋肉が動いています。その動きで肌に跡がつき、放っておけばやがて深いしわへと刻まれていきます。まばたきをしないわけにはいきませんが、これも一つのしわの要因になっていることを理解しておきましょう。

目の下にしわが出来る原因は、他にも以下のようなことが考えられます。

目の下にしわが出来る原因

①日常生活からの影響
○紫外線ケアをしていない
○アイメイクを落とすときや洗顔の際に、肌表面をこすり過ぎている
○パソコン、携帯などの使い過ぎからの目の疲れ
○目をこする癖
○視力が悪く、目を細める
②加齢による筋力の衰え

 

特に今の時代は、パソコンや携帯使いによる眼精疲労からの影響は大きいといえます。パソコン、携帯を使用する時間の多い人は、これからご紹介する簡単に行えるツボ押しや眼輪筋トレーニングなどを試してみましょう。目元に与えるダメージを軽減してあげるだけでも、しわの改善に効果大。1分もかからずにできて、目だけでなく頭もスッキリ、そしてふっくら目元になれるおすすめケアです。

あなたはどのタイプ?“目の下のしわ”タイプとその対策法

目の下のしわは、出来る原因によって大きく3つのタイプに分かれます。それぞれのタイプに応じた適切なケアで、ハリのある目元に整えましょう。

1. 小じわ

見た目年齢を左右する目の下のしわ、予防&改善で若々しい印象に

主に表皮の乾燥から起こるちりめん状の細いしわ。乾燥が原因なので若い人でも出来やすいしわです。

対策:きちんと保湿し乾燥を防ぐことで改善します。ヒアルロン酸やセラミド、アミノ酸配合の保湿力の高い美容液やクリームでうるおいを与えることに加え、紫外線ダメージは乾燥を引き起こすため、日焼け止めを塗るなど紫外線対策を万全にしましょう。

2. 表情じわ

見た目年齢を左右する目の下のしわ、予防&改善で若々しい印象に

表情の癖が原因となり出来るしわ。子どもや10代、20代の若い肌は弾力があり、表情で肌が動いてもすぐに元に戻りますが、加齢や乾燥によるダメージなどで肌にハリがなくなってくると肌の動きがしわとなって残り、年齢とともに深くなっていきます。

対策:表情じわを避けたいからといって、能面のように無表情で過ごすには無理がありますし、何よりそんな顔つきは魅力的ではありません!印象が悪いだけでなく、表情筋が衰えるというマイナス点が増えるだけ。表情の跡が残り出来るしわなので改善はやや難しいのですが、作り笑いやしかめっ面などで、顔の筋肉を無理に動かし、肌にストレスを掛けないこと。無理な表情をしていないか気をつけ、自然な表情を心掛けましょう。

保湿はとても重要なポイント。例えば、乾いた布は簡単に折り目がつきますが、湿っているとつきにくく、ついた折り目も濡らすことで目立たなくなったりします。それと同じイメージ。表情じわも真皮に出来る折り目跡のようなものなので、保湿ケアを行うことで、予防効果が見込めます。

また、保湿や紫外線対策に加え、目の周りを取り囲む筋肉”眼輪筋”を鍛えることも効果的です。鏡の前で笑ったり、目をしかめて見たりして、表情のしわがどの辺に強く入るかチェックし、深いしわが入るあたりは少し意識して、化粧水やクリームを塗る時に指で優しく押さえて美容成分を奥まで浸透させる気持ちで基礎肌力を高めましょう。

3. 真皮じわ(加齢じわ)

見た目年齢を左右する目の下のしわ、予防&改善で若々しい印象に

加齢や紫外線によるダメージで、肌のハリを支える真皮層でコラーゲンやエラスチンが減少し、肌の弾力が失われることが原因で出来るしわ。

対策:保湿ケア、UVケアはマストです。うるおいをたっぷり与え、日焼け止め、日傘、帽子、サングラス等で、紫外線カットの習慣をしっかり身につけましょう。真皮のコラーゲンの生成を促す作用のあるビタミンC誘導体やナイアシン(ビタミンB3)配合の化粧品がおすすめ。

自力で頑張る!「目の下のしわ」のセルフケア方法

エステや美容整形に頼らずに、誰でも簡単にできる対処法とそのポイントをご紹介します。

見た目年齢を左右する目の下のしわ、予防&改善で若々しい印象に

「目の下のしわ」のセルフケア方法
1.保湿
2.目元を温める
3.眼輪筋トレーニング
4.ツボ押し
5.マッサージ

 

目の下の皮膚は薄く、デリケートなため、セルフケアでは、肌を必要以上に刺激しないよう、優しく丁寧に扱ってあげてください。どのケアもやり過ぎ、頑張り過ぎは禁物!しわが出来やすくなったり、悪化したりしてしまうこともあるので、力まずに心地良いと思えるケアを習慣づけるようにしていきましょう。

1. 保湿

前述の通り、目元周りの皮膚は薄く十分なうるおいを蓄えておくことができないため、他の部位の肌に比べて乾燥しやすい環境です。乾燥が進むと、カサつきだけでなく、しわやくすみを引き起こす要因になるのです。そのような目元には、十分に保湿を与え、今あるうるおいを守るケアが何より大切。目元用のスキンケア製品を使うことも、より効果を実感するために必要です。

2. 目元を温める

目の疲れは血流を悪くするため、目の下のしわの原因ともなる「目元のくすみ」や「乾燥」を引き起こします。アイピローやアイマスクなどを利用し目元を温めることで、目の疲れに効果があります。ただし、目元はとてもデリケートですので、くれぐれも熱過ぎない程度の保温を心掛けてください。

3. 眼輪筋トレーニング

目の周りにある眼輪筋という筋肉が加齢と共に衰えてくると、しわやたるみ、くまなどの原因に。眼輪筋を鍛えることで、目元にハリが生まれ、しわも目立ちにくくなります。特に、ちりめん状の表情じわの改善に効果的です。

見た目年齢を左右する目の下のしわ、予防&改善で若々しい印象に

8の字トレーニング
① 目は、自然な状態で開く。
② 顔を動かさないよう意識しながら、眼球だけ時計回りに5回、反対周りに5回、8の字に動かす。

目を開け閉めするエクササイズ
① 下まぶたを意識しながら5秒かけて目を細めていく。
② 細目になった状態をそのまま5秒間キープする。
③ ゆっくりと元に戻す。
(1回につき3セット、一日3回程度行う)

左右に動かすエクササイズ
① 目を見開き、黒目をできるだけ左に寄せ5秒キープする。
② 同じように右に寄せ5秒キープ。
(1回につき3セット、一日3回程度行う)

その他にもおすすめなのが『フェイシャルヨガ』。目元ぱっちり、目力アップで若々しい目元に。

4. ツボ押し

加齢で目尻が下がってくるのもしわを作る原因。ツボ押しで刺激を与えることで、目元の血行を良くし、肌にハリを持たせ、ふっくらと若々しい目元を作りましょう。また、ツボ押しで目の疲れを癒すこともしわの改善につながります。

1箇所につき5秒ほどを目安に押してください。

見た目年齢を左右する目の下のしわ、予防&改善で若々しい印象に

目の周りの皮膚は、薄くデリケートなので、力を込めて強く押したり、こすったりはNG。

①攅竹(さんちく)=眉頭のすぐ下にある、深く凹んだところ

目の周りの血行を改善し、 目の疲れ、目元の小じわやくすみに効果があります。

〈押し方〉
力を入れ過ぎるとしわの原因になります。親指、または人差し指の腹を使って、優しく垂直に押しましょう。 5秒間徐々に圧をかけながら押し、ゆっくりと離すを5回。グルグルと回すように押圧するのもよいでしょう。

②晴明(せいめい)=目頭と鼻の付け根の間にあるくぼみ
目の周りの筋肉の緊張を取ることでハリや弾力をアップし、眼精疲労や目元のむくみ解消。

〈押し方〉
親指と人差し指でつまむようにして、斜め内側にゆっくりと圧力をかけます。

③瞳子りょう(どうしりょう)=目尻から1cmほど外側にある骨のくぼみ

血流を良くすることで代謝を促し、乾燥、肌荒れ、目元のしわにも効果的といわれています。疲れ目、かすみ目にもおすすめ。

〈押し方〉
人差し指の腹を使い、気持ち良いと感じる強さで押す。

④絲竹空(しちくくう)=眉尻にあるツボで、押さえるとある小さな骨のくぼみ
副交感神経を優位にすることで血流を促し、目尻のしわ、目元のリフトアップなどに効果あり。

〈押し方〉
中指の腹で優しく、くるくる回すように5回ほどゆっくりと押す。

⑤太陽(たいよう)=眉尻と目尻の間から少し外側のこめかみのくぼみ
目の周りのムクミ解消に効果的。かすみや充血の軽減、頭痛や偏頭痛の解消にも。
近眼、老眼、目の疲れの改善、パソコンをよく使う人にも特におすすめのツボ。

〈押し方〉
親指または両手の人差し指をくぼみに当て、内側に気持ちが良いと思うくらいの力をかけながら押す。

5. マッサージ

マッサージで目の周りの血行を良くすることで、肌にハリを与え、しわの予防、改善に努めます。デリケートな皮膚を刺激しないように、必ずマッサージ用のクリーム、オイルを使用し、指に力を入れずに優しくなぞるように指を動かしてください。

効果
•血液やリンパの流れがよくなり肌細胞が活性化されることで、ハリ・つやのある美しい肌に生まれ変わる。
•肌の温度が上昇し、化粧水などの美容成分の浸透がよくなる。
•リラックスできてストレス解消。
•分泌腺の働きがよくなり、肌の皮脂や水分のバランスがよくなる。

手順
① クリームを指先に取り、軽く体温で温めます。
② 目の周りに伸ばします。
③ 両中指を目頭にそっと置きます。
④ 目頭から上まぶたを通って目尻へ、目尻から下まぶたを通って目頭に戻ります。
※この手順で2セット行います。

さらに、目力のあるパッチリした魅力的な目元をつくる眼輪筋マッサージもおすすめです。

目元のしわを隠したい!しわを目立たなくするメイク方法

見た目年齢を左右する目の下のしわ、予防&改善で若々しい印象に

まばたきしたり、目をキョロキョロしたり、目元はよく動く部位です。それだけでもメイクが崩れやすいのに、細かいしわがあれば、ますます崩れがちに。「メイク崩れ」&「しわが目立たない」にフォーカスしたメイクアップのポイントをご紹介します。

①メイク前の準備(スキンケア)

保湿により肌をふっくらさせることでメイク後のしわが目立ちにくくなります。しっかり化粧水で水分を浸透させましょう。最後はクリームなどでしっかり保湿をカバーしてください。

②化粧下地を塗る方法

目の周りの皮膚は薄く、非常にデリケート。それに加えて、まばたきなどでよく動くため、特にヨレやすい箇所です。化粧下地は極力薄く、軽く、そして優しく塗ることが重要なポイント。力を入れずに、スーッと伸ばしましょう。

③ファンデーション

気になる目元のしわを隠したいからと厚塗りは厳禁です。ファンデーションは薄く密着させるように顔全体に塗ります。また、余分な油分があるままファンデーションを乗せると、しわの中でファンデーションがよれて、反対にしわを目立たせてしまいます。 ファンデーションを塗る前にティッシュで軽く顔を押さえることで、しわを目立たなくするだけでなく、化粧崩れも防ぐことができます。

④フェイスパウダー

どんなにしっかり仕上げても、化粧が崩れてくるとしわがより目立ってしまいます。プレストパウダー(固形のフェイスパウダー)の方が、ルースパウダー(粉状)より肌への密着力があるため、おすすめです。パフに取ったら揉み込んで、パフの表面に粉っぽさがないようにします。パフは二つ折りにして使うと、しわにフィットして均一につき、目立たなくなります。

⑤ポイントメイクで視線をそらす

しわに目がいかないように、口紅やチークを塗って視線をそらす工夫をしましょう。

目の下のしわは予防と早めの対処で勝負が決まる!

目の下のしわは、そんなに深いものでなくても、あるだけで一気に老け顔に見えてしまう怖い存在。加齢とは関係なく出来てしまっていることの多いしわは、普段から意識してケアをし、手遅れにならないようにハリのある肌を維持することが大切です。

だからこそ、目の下のしわの一番の大敵は「乾燥」なのです。紫外線ダメージは乾燥を引き起こすため、紫外線対策も重要なケアの一つ。皮膚が薄くてうるおいをキープしづらいという問題点には、保湿でうるおいを補強しましょう。早いうちなら乾燥による小じわは消し去ることも可能です。

冒頭でもお伝えしましたが、目の周りは皮膚が薄いので、きちんと正しいケアを施してあげれば、手応えが実感できやすい場所でもあります。そのことを励みに、正しい“セルフケア”で目元美人を目指しましょう。小じわの目立たない目元を手に入れたら、見た目年齢もグンと若返ること間違いなし!

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