しわ、たるみ、くま。目元の肌トラブルを徹底ケアする方法

見た目年齢を大きく左右する目元。「ハリがあって、しわやくすみのない目元を目指したい」「年齢を重ねるごとに増える小じわやたるみに待ったをかけたい」「今のところ大きな目元の肌トラブルはないけれど、それがいつまで続くのか心配……」など、目元の悩みや不安は多かれ少なかれ誰もが抱えているのではないでしょうか?そこで今回は、目元の基本的な構造から、肌トラブルの内容、そのケアの仕方までを検証します。まずは、目元の皮膚の構造から見てみましょう。

1. 目元の皮膚の構造と特徴

目元の皮膚の構造

目の周りは、皮膚やまばたきの際に作用する眼輪筋(がんりんきん)などの筋肉、眼球を守る眼窩(がんか)脂肪から構成されています。また、たくさんの毛細血管が集中しており、目に栄養や酸素を運んでいます。

しわ、たるみ、くま。目元の肌トラブルを徹底ケアする方法

目元の特徴とは?

頬の1/3の薄さの目元の皮膚
目元は、体の他の部位に比べて皮膚が薄くデリケート。そのために美容成分が皮膚内に留まりにくく、スキンケアの効果を発揮しづらいという特徴があります。

まばたきによる動きが多い
起きている間は、常にまばたきを繰り返している目元。また、現代人はスマホやパソコンを凝視する時間も長いので、疲れや凝りが溜まりやすい状態にあります。

皮脂腺が極端に少ない
適度な皮脂は、肌にうるおいをもたらすために必要です。目元はそれを分泌する皮脂腺が体の他の部位に比べて少ないため、保湿力が低く、乾燥しやすいのです。

このような特徴から、目元は、顔の他のパーツと比べてさまざまな肌トラブルが起きやすい箇所といえます。では、具体的にはどのようなものが考えられるでしょうか?

2. 目元に多い肌トラブルと原因

しわ、たるみ、くま。目元の肌トラブルを徹底ケアする方法

目元の肌トラブルといえば「しわ」「たるみ」「くま」の3つが代表的なものとして挙げられます。目元は、人と顔を合わせるときにまず目が行くところ。ぱっと見た印象や見た目年齢に大きく影響するパーツです。まずは、目元の肌トラブルの原因を知ること。原因に合わせた適切なケアをすることで、顔全体を若々しく見せることができるのです。

目尻や目の下のしわ

「ちりめんじわ」と呼ばれる細かいしわは、主に肌の乾燥が原因です。それよりもさらに深く刻まれているしわは、乾燥に加えて、紫外線ダメージや加齢による肌の弾力の低下が挙げられます。

まぶたや目の下のたるみ

目元のたるみは、エイジングによる目の周りの筋肉の衰え、眼球を支えているじん帯のゆるみ、肌の弾力やハリを保つ真皮のコラーゲンやヒアルロン酸の減少など、老化現象の表れといえます。他にも、血行不良による老廃物の蓄積、紫外線ダメージによる肌の弾力の低下など、さまざまな原因が重なって起こります。

目の下のくま

どんよりとした“疲れ顔”を作り出す、目元のくま。くまの原因といえば真っ先に「睡眠不足」を思いつく方が多いと思いますが、実はそれだけではありません。くまには大きく分けて3つの種類があり、原因はそれぞれ異なります。

青くま

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主に睡眠不足やストレス、目の疲れが原因。毛細血管の血流が滞り、うっ血した血管が透けて青っぽく見える状態。

茶くま

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目のこすり過ぎやアイメイクによる皮膚への摩擦、紫外線などが原因。メラニンの増加や摩擦による色素沈着で、目元が茶色っぽくくすんで見える状態。

黒くま

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エイジングによる下まぶたのたるみと、血流の滞りによるむくみが原因。その下にできた影が黒いくまに見える状態。

3. 目元の肌トラブル別ケアの方法

上記のように、目元の肌トラブルに対して、さまざまな原因が考えられます。そのため、目元のケアも一つの方法に頼るのではなく、多角的に行うことが必要です。ここでは、その具体的な方法をいくつか挙げます。目元はただでさえ皮膚が薄くデリケートな上に、毎日のアイメイクやクレンジングで、摩擦によるダメージを受けることが多い箇所。間違った対処法は余計に目元の悩みを悪化させる恐れもあります。以下の項目を参考に、適切なケアを行うようにしましょう。

血行を良くする 【くま(青くま、黒くま)、たるみ対策】

パソコンやスマホなどで目を酷使することの多い現代人は、疲れから目元の血流が滞りがち。目元の血行不良により、肌の再生に必要な血液中の酸素と栄養が十分に行き渡らないため、新陳代謝が弱まります。そこへ、アイメイクをしたりクレンジングで目元をこすったりするなどの刺激が加わると、色素沈着によるくすみ、くまの原因になります。また、皮膚の薄い目元は、血管が透けて見えやすく、血流が滞って濁ると、その色味がくまやくすみとなって表れます。さらに、血行不良による老廃物の蓄積はたるみの原因の一つでもあります。

そこでおすすめしたいのが、目元のマッサージです。目元の骨の周辺にある筋肉(眼輪筋)をほぐすことによって、血行を良くし、スッキリとした目元へ導きます。

目元のマッサージ

しわ、たるみ、くま。目元の肌トラブルを徹底ケアする方法目を閉じた状態で、人差し指、中指、薬指の3本を涙袋の下に押し入れるように添えます。そのままやさしく目の下の骨を押すように、クルクルと10回ほど円を描いてください。
しわ、たるみ、くま。目元の肌トラブルを徹底ケアする方法次に、目の上をほぐします。人差し指、中指、薬指をまぶたの上の骨のあたりに添えて、1と同様に優しくクルクルと10回ほど円を描きます。目尻側と目頭側の2箇所に分けて行いましょう。

<ポイント>
マッサージのつもりで皮膚の表面をこすり過ぎると、逆にたるみや色素沈着を招いてしまいます。あくまでも、皮膚の下にある筋肉をほぐすように指は固定した状態で、優しく圧をかけるようクルクルと指を動かすといいでしょう。その際に、爪が伸びていたり、とがっていたりすると、目元の皮膚を傷つけてしまうので注意してください。また、保湿効果のあるマッサージクリームなどを塗ると、摩擦によるダメージを軽減できるのでおすすめです。
「目力のあるパッチリした魅力的な目元をつくる顔層筋マッサージ」

 

紫外線対策を行う 【しわ、たるみ、くま(黒くま、茶くま)対策】

紫外線は乾燥を引き起こしたり、肌の奥で弾力を支えるコラーゲンを破壊したりして、目元のしわやたるみの原因となります。特に目のきわは日焼け止めを塗り忘れやすい箇所ですが、目に入らないように丁寧に塗ってください。また、「UVカットのサングラスをつける」「帽子をかぶる」などの対策も同時に行うといいでしょう。

クレンジング選び 【たるみ、くま(黒くま、茶くま)対策】

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アイメイクの洗い残しは、毛穴の汚れやつまりの原因となるだけでなく、皮脂と混じり合って酸化して、黒ずみやくすみになることがあります。そのため、毎日のクレンジングはしっかりと行いたいものですが、ゴシゴシこするのはご法度。摩擦が目元の色素沈着やたるみの原因につながります。また、洗浄力が高過ぎて肌に必要なうるおいまで洗い流してしまうクレンジングも、目元の乾燥を招くので控えましょう。汚れや古い角質だけをしっかり落としつつも肌への負担が少ない洗顔料を選んでください。同時に、お湯で洗うだけで簡単に落ちるマスカラやアイライナーなど、できるだけ洗浄力の強いクレンジングを必要としない化粧品を選ぶのも得策です。

目元のエクササイズ 【たるみ、くま(黒くま)対策】

目の周りの眼輪筋という筋肉が衰えると、目元のたるみやむくみの原因になります。体も筋力をつけようと思ったら筋力トレーニングが必要ですが、目元も同じ。眼輪筋を鍛えて、内側からハリのある目元に近づきましょう。

下記のエクササイズを、毎朝5分間ほど行うと効果が期待できます。

眼輪筋トレーニング【双眼鏡のポーズ】


人差し指で眉を押さえ、眉間にしわが寄らないように横にひっぱります。次に、親指で眼の下全体を押さえます。ちょうど双眼鏡を覗くようなポーズになります。
しわ、たるみ、くま。目元の肌トラブルを徹底ケアする方法
ゆっくりと鼻から呼吸を続けて、顔はそのままで、目線だけを上げます。天井を見るようにして、目の下が伸びているのを感じてください。この時も、額にしわが寄らないように、眼輪筋だけを動かすようにしてください。
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眉が上がらないように手で押さえて、目を大きく見開きます。その時、額にしわが寄らないようにします。額の筋肉は動かさず、眼輪筋だけを使うように意識してください。

眼輪筋トレーニング【ムンクのポーズ】

しわ、たるみ、くま。目元の肌トラブルを徹底ケアする方法顔は正面に向けたまま、口を「お」の形にして、ほうれい線が消えるようにしっかり伸ばします。額はリラックスしましょう。
しわ、たるみ、くま。目元の肌トラブルを徹底ケアする方法ゆっくりと鼻から呼吸を続けて、顔はそのままで、目線だけを上げます。天井を見るようにして、目の下が伸びているのを感じてください。この時も、額にしわが寄らないように、眼輪筋だけを動かすようにしてください。

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頭皮のマッサージ 【たるみ、くま(黒くま)対策】

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実は、頭皮のたるみと目元のたるみには深い関連性があると考えられています。「人間の体は皮1枚で繋がっている」といわれているように、頭皮から近い目元は、頭皮の状態が影響しやすい箇所。シャンプーをする際に、指の腹で頭皮をマッサージしながら丁寧に洗うと、目元のたるみの引き上げにも効果を期待できます。

乾燥対策 【しわ、くま(茶くま)対策】

先にご紹介した通り、皮脂腺が少なく保湿力の弱い目元は、顔の他のパーツよりも乾燥しやすい場所。乾燥はしわの大きな原因となり、うるおっている状態と比べて抵抗力も弱く肌ダメージを受けやすくなります。そこに摩擦や刺激が加わると、メラニンの発生による色素沈着で起こるくまの原因にもなります。

そのような目元の乾燥対策として、毎日のスキンケアでの丁寧な目元の保湿と保護は欠かせません。目元のうるおいを保つためには適切な基礎化粧品選びが不可欠です。うるおいを残したまま汚れだけを落とすクレンジングや洗顔料、保湿成分が留まりにくい目元の皮膚にもしっかりと成分を届けて保持する化粧水や美容液、肌を保護してバリア機能をサポートするクリームなどを選びましょう。

さらに、デリケートな目元の保湿を助ける目元用の基礎化粧品を使ったスペシャルケアもおすすめです。

4. 目元の保湿化粧品と成分

しわ、たるみ、くま。目元の肌トラブルを徹底ケアする方法

まずは、うるおいやハリを保つ目元ケアにぴったりの基礎化粧品をご紹介します。いずれも、洗顔後に保湿力の高い化粧水で肌を整えてから、使用してください。

目元の保湿化粧品の種類

アイセラム

ベタつかず、さらりとしたみずみずしい使い心地のセラムは、化粧水に比べて油分が多いので蒸発しにくく、クリームよりも水分が多いので浸透しやすいという特徴があります。そのため、美容成分の浸透が浅いといわれる目元にも、より高い効果が期待できます。

アイクリーム

アイセラムよりもさらに油分が多く、肌に蓋をするように目元の水分の蒸発を防ぎ、乾燥から守ります。塗ったときに目に流れて行かないように硬めに作られている場合が多いので、使用する際には肌への摩擦を最小限に抑えるために、擦りつけずに少量ずつをトントンとなじませるように塗りましょう。

パック

あらかじめ美容成分が含まれて手軽に使えるシートパックですが、顔全体のパックは目の周りに大きく穴が空いていることが多いので、目元のケアには不向き。目元用のシートパックを使用しましょう。

続いて、目元ケアに欠かせない、高保湿を期待できる代表的な成分を以下に挙げます。購入しようとしている基礎化粧品の成分表を見て、これらの成分が配合されているものを選ぶといいでしょう。いずれも、もともと肌に存在している保湿成分です。不足すると目元の肌トラブルの原因となるので、化粧品で補ってください。

高保湿を期待できる代表的な成分

コラーゲン

タンパク質の一種で、皮膚の表面を覆う表皮の下層にある「真皮」の約70%を占めている成分。角質のうるおいを保持し、肌にみずみずしさやハリを与える働きをします。

セラミド

表皮の角質層に存在する成分で、細胞と細胞の間を埋める脂肪「細胞間脂質」の一つです。細胞間脂質は、水分を蓄え蒸発を防ぐ機能があるため、肌を保湿する役割をしてくれます。

ヒアルロン酸

表皮の下で肌の土台となる真皮に存在する成分。粘度と保水力が高く、肌の弾力とうるおいを保ちます。

5. まとめ

目元ケアにとって大切なのは、まず体の他の部分に比べて皮膚が薄いためデリケートであることを意識すること。また、それに見合った基礎化粧品選びとスキンケアを行うことです。一つの目元の悩みにも、さまざまな原因が考えられるので、例えば「血行促進と眼輪筋のエクササイズを組み合わせる」「紫外線対策と保湿を強化する」など、複合的なアプローチから自分にぴったりの目元ケアの方法を導き出してみてください。

目元に特化した化粧品を含む目元ケアプログラムも試してみてくださいね。

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