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セクシーさと健康的なイメージが「美しい」とされるハリウッドのメイクアップ、日本のメイク法と比べると、アイラインもチークも少し濃い目ですが、セクシーな大人の女性の魅力を引き出してくれます。忘年会やクリスマスパーティーに、ハリウッド式メイクでセクシーな「大人の女性」を演出してみてはいかがでしょうか。

アメリカでは、「流行のメイク」よりも「自分に合うメイク」を意識している人が多いと思います。例えば、アイシャドウを探している時、日本では化粧品カウンターで「今流行の色は?」と美容部員に尋ねる人が多いですが、こちらでは、「私に似合う色は?」と聞きます。日本と違い、色々な人種が混在しているアメリカでは、顔の作りや肌、目、眉、髪などの色がそれぞれ違っているからなのかもしれませんね。

アメリカでは「セクシー&ヘルシー」が美のキーワード。だから、メイク法もアイラインやマスカラなどたっぷり使い、アイシャドウやチーク、口紅もしっかり塗るお色気たっぷりのセクシーメイクが好まれます。そのため、アメリカで日本式の控えめなメイクをしていると「もう少しメイクすれば?」と言われますし、一方で、アメリカ流のメイクで日本に行くと「メイク派手だよね~!」なんて言われてしまいます。

今回のメイク法は、日本の方も比較的取り入れやすい「ナチュラルなハリウッド式大人メイク」を「アメリカン・アイドル」などの人気TV番組や、有名セレブ達のヘアー&メイクを手がけ、現在もハリウッドで活躍中のヘアー&メイクアップアーティスト、ラトーワ典子さんに伝授していただきました。

ベースメイクのポイントは「逆パンダ」

●目の周りは、肌色よりも2トーンくらい明るめのコンシーラーでクマやくすみを隠し、目の周りのトーンを明るく均一にして  年齢を感じさせない目元に。
●眉間、額、頬骨、鼻、あごなど高く見せたいところに肌色よりも1~2トーンくらい明るめのファンデーションを塗る。

●顔の周りは少しダークなファンデーションで陰影をつける。これで顔が立体的に見えます。

●パウダーをたっぷりブラシにとり顔全体につけ、余分な粉を落として、ファンデーションを落ち着かせる。パウダーは粒子が細かいものを使用すると、粉っぽくならずキレイに仕上がります。

「まる描いてチョン」で健康的に

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アイブロウ

●眉毛はできるだけ顔を持ち上げるように、眉頭を少し下げ気味に書いて、黒目の端の位置に眉山を作ると、自然なカーブで若々しい印象に。

cheek-150x150 チーク

●頬骨の高い部分に三角型にチークを入れる。
●ブラシに余ったチークを目の上、顔の輪郭に沿って丸を描くように入れ、最後に鼻先にチョンとのせると顔全体がナチュラルで健康的に見えます。

eyeblow-150x150 アイシャドウ

●薄いブラウンのアイシャドウをまぶた全体に入れる。
●アイラインを入れるように、濃いブラウンのアクセントシャドウを目尻から目頭に向かって目の際に入れる。目尻は太めにするとセクシーな感じに。
●アクセントシャドウのラインが目立たないように手でぼかす。

highlite1-150x150 ハイライト

●目頭をくの字に囲むように、少しゴールドの入った白のクリームパウダーを入れる。
●眉山の直ぐ下から眉尻までと、眉山の上にも白のハイライトを入れると、顔が上がる印象に。
●目頭の下から目の下のラインに沿ってハイライトを入れる。

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アイライナー

●平ブラシでパウダーを使うと自然に仕上がる。

mascara-150x150 マスカラ

●ビューラーをまつ毛の根元、真ん中、毛先の3段階に少しずつカールするとしっかりカールできる。
●マスカラを左右に少し動かしながら、根元からしっかり塗る。目尻にはたっぷりマスカラをつける。
●下まつ毛は黒目の部分(目の中央)だけマスカラを塗ると目が大きく見える 。

lip-150x150 リップ

●リップは、顔を引き締めるため、少し濃い色を選ぶ。
●少し濃い色調のワインカラーのリップライナーを口角から入れる。
●少し茶色がかったピンクのリップを塗る。
●リップの真ん中だけグロスをのせるとリップがふっくらとした感じに。

ワンポイントアドバイス

アドバイスその1

30代後半からの大人メイクはゴールド系がオススメ。シルバー系は、反射してシワが目立ってしまうので注意。特に日本人の肌には、ゴールド系の方が馴染みも良く、ナチュラルで健康的な印象に仕上がります。

アドバイスその2

メイクの色やメイク製品は人によってそれぞれ違いますので、自分に合う色やメイク製品を見つけるには、化粧品カウンターなどで実際に自分の肌で試してみましょう。

BEFORE

BEFORE

AFTER

AFTER

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講師 ラトーワ典子
ハリウッドヘアー&メイクアップアーティスト。コスメトロジストの免許を取得後、ビバリーヒルズで美容師の仕事を始める。顧客のグラミー、オスカーなどのレッドカーペットイベント依頼のため、メイクアップのマスターを取得し、本格的にメイクアップをスタート。スペシャルエフェクト用のデザイン、フェイスピース制作、TV、CM、FILM、ショーでのメイク&ヘアーデザインを担当。

参考

ウェブサイト
HollywoodHairAndMakeupArtist.com
メールアドレス
noriko@hollywoodhairandmakeupartist.com

この記事を書いたライター

Writer

ハワイの海に魅せられ、16年間住み慣れた南カリフォルニアからホノルルへ移住。 現在はエステティシャン&ボディマッサージセラピストとして日々女性の美をサポートする傍らフリーの美容ライターとして女性の美と幸せをサポートする情報を発信しています。

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