オーラルケアは歯磨きやデンタルフロスだけではありません!口臭予防はもちろん、ダイエットや腸内環境の改善にまでつながるなど数多くの効果があるのが「舌磨き」です。そこで、習慣化したい舌磨きについて【理論編】と【対策編】の2回にわたってお届けします。前編の【理論編】にて、舌磨きの効果や舌で分かる健康状態について理解を深めたところで、後編の【対策編】では、舌磨きの方法や舌磨きクリーナーについてご紹介していきます。

効果的な舌磨きの方法

実際にどのように舌磨きをしていくのか、舌を傷つけない舌磨きのポイントを以下で説明していきましょう。

舌磨きのポイント①:舌磨きは朝起きたら

舌磨きのタイミングは、朝が最適といえるでしょう。睡眠中に唾液の分泌が減少し、反対に細菌が繁殖していますので、起床後に実践するのが効果的。また世界最古の伝統医学といわれるインドのアーユルヴェーダでも、舌苔はアーマ(未消化物、老廃物)といわれ、日中食べたものが体内に残留し、睡眠中に舌の表面に現れるとしています。朝、起きたら、まずは舌磨きと歯磨きで口内の要らないモノをデトックスしてあげましょう。

舌磨きのポイント②:一日1回が限度

舌の表面は糸状乳頭という突起状の細かい組織で覆われており、非常に繊細かつデリケートなパーツ。摩擦を加え過ぎることで表面が傷付き、そこに細菌が繁殖すると口臭を悪化させたり、味蕾(みらい)の機能にも影響を及ぼしたりします。健康状態が良好なときは、乳頭のデコボコが少なく、日常的に食べた物で自然と舌苔を削り取っていることも多いそう。夜間に溜まった汚れを落とすイメージで、朝の一回を大切に。口内の状況によっては、週に2〜3回でもいいかもしれませんね。

舌磨きのポイント③:歯磨きの前に、舌磨き

朝であれば歯磨きを同時に行う人も多いですが、舌磨きは歯磨きよりも先に終わらせてください。舌磨きで口内を清潔にした後に、歯磨きするのが望ましいとされています。

舌磨きのポイント④:NO歯ブラシ、NO歯磨き粉

舌は肌以上に繊細で傷付きやすいので、舌磨きに歯ブラシを使うのはNG。歯ブラシの毛は太くしっかりしているものが多いので、舌の柔らかな粘膜には刺激が強過ぎます。舌磨き専用のクリーナーを使用するのがいいでしょう。おすすめの舌磨きブラシやクリーナーを下記でご紹介するので、そちらもぜひ参考に。また、市販の歯磨き粉には、研磨剤や合成界面活性剤、発砲剤など刺激の強い成分も多く含まれています。使用後には爽快感も感じますが、デリケートな舌は歯磨き粉の成分で傷ついてしまうこともあるので、何もつけないで舌磨きをしましょう。舌磨き専用のジェルも販売されていますが、通常の舌磨きであれば、専用のブラシやクリーナーを使用するだけで十分に汚れを取ってくれます。

舌磨きのポイント⑤:優しく表面を撫でるだけ

舌はクリーナーを優しくスライドさせるだけで、表面の汚れが落ちます。舌の奥から手前に向かってゆっくり動かし、ゴシゴシ擦らないこともポイント。2~3回繰り返し、クリーナーに汚れがつかなくなったら終了です。舌にまったく汚れがついてない日は、舌磨きをスキップするのもアリ。

先述したように、舌磨きの前には必ず舌の状態をチェックすることも忘れてはいけない重要なポイントです!

舌磨き用クリーナーの種類

舌磨き用のクリーナーには大きく分けて、ブラシとスクレーパーの2種類があります。それぞれの特徴を参考に、自分の好みや生活習慣に合わせて選んでみてください。

ブラシ

歯ブラシよりも柔らかく繊細な毛先を持つ「舌磨きブラシ」は、形もさまざまに幅広く展開されています。定番の歯ブラシの縮小型のような舌磨きブラシもありますが、歯よりも大きい面積を持つ舌の表面に、小さいブラシを何度も繰り返し擦るのは刺激が強いという意見もあり、舌の形にフィットしたデザインのものが人気のよう。一度スライドさせるだけで、舌全体をカバーできるため、丁寧かつ効率的に汚れを落とすことができます。

スクレーパー

もう一つ人気なのが、「スクレーパー」と呼ばれるブラシのないクリーナー。ブラシタイプとは違い、舌への刺激を最小限にしながら、汚れを剥がしてくれます。またブラシを使う場合は、乳頭のすき間に入った汚れを掻き出すことには優れていても、表面積の大きい舌の場合は、ブラシを使うことで舌の違う部分に汚れを飛散させてしまっていると注意する専門家もいるそう。スクレーパーは汚れを剥がしながら舌先に運び、そしてすぐに洗い流す、というセットを繰り返すことで無駄なく汚れを除去しているとも考えられます。

金属性のスクレーパーも人気

最近はプラスティック製のクリーナーよりも、半永久的に使えるステンレス製や銅製のスクレーパーが人気を集めています。表面がツルっとなめらかで舌への刺激も少ない上に、劣化や錆もないため、長く使えることが環境面からも支持されているのです。特に銅製の場合は、素材そのものに天然の殺菌作用があり、見た目にもスタイリッシュであることから、LA(ロサンゼルス)の女性から指名も多いようですね。

体は正直者

今回特集した「舌」のほかにも、肌の調子や食欲の有無など、そのときの体調を表すバロメーターはたくさんあります。星の数ほど存在する体の細胞と器官が密接に連携しあって人間を動かしているわけですから、不調があればどこかに必ずサインとして現れているはずです。大切なことはそれに気付くことができるかどうか。自分の体の声に耳を傾けることこそ、セルフケアの基本です。正直者の体に対して、真摯な対応をしてあげることで、バランスの取れた健康的なライフスタイルが継続できるのです。実践するだけでもメリットの多い舌磨きを、その道しるべとして大いに活用していきましょう!

出典:

https://www.mindbodygreen.com/0-12028/5-reasons-why-everyone-needs-a-tongue-scraper.html
https://www.healthline.com/health/dental-and-oral-health/tongue-scraping
https://www.self.com/story/how-to-clean-your-tongue

この記事を書いたライター

Beauty Lifestyle Writer

東京でファッション誌の編集・ライターとして活動後、渡米。LAではセレクトショップのバイヤーに。妊娠、出産を機に退職した後はフリーランスのライターとして活動再開。Newスポットの探索、本屋巡り、図書館でお籠り、ハワイへの逃避行が大好き。娘の笑顔とアイスクリームさえあればとりあえず幸せな30代女子です。

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