アメリカ最新の「ブレイン・オクタン・オイル」など“MCTオイル”がダイエットに効く!【前編】

アメリカでもさまざまな健康法やダイエット法が広がる中、昨年に引き続き今年も継続した人気を維持しそうなのが、「良質な脂肪や油は体にいい」という考え方です。ココナッツオイルやゴマ油、オリーブオイルなどの定番のものから、ここ数年だとハリウッドセレブからの指名率が高い“ギー”の摂取も、良質な脂質による健康法の一種でした。今回ご紹介したいのは、その中でも最強オイルと謳われる「MCTオイル(100%中鎖脂肪酸のオイル)」です。ケトジェニックダイエット(低炭水化物&高脂肪ダイエット)のトレンドもあり、「ブレイン・オクタン・オイル」という最新のMCTオイルも注目を浴びるなか、気になるのはその健康効果とダイエット効果。アメリカで一部の研究により立証されている減量効果とともに、ダイエットに最適とされる理由を探っていきましょう!

MCTオイルって何?

100%中鎖脂肪酸のオイル

Andrea Raffin / Shutterstock.com

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数年前から話題になり、最近のケトジェニックダイエットの流行によって、最盛期を迎える形となったMCTオイル。冒頭でも言及した通り、いわゆる一般的なMCTオイルは、100%中鎖脂肪酸のオイルで、「ミディアム・チェイン・トリグリセライド(Medium Chain Triglycerides)」の頭文字を取っています。美容効果も高く、ダイエットにもいいとされるココナッツオイルも中鎖脂肪酸が含まれていますが、その含有量は多いもので60%程度。中鎖脂肪酸の含有量が100%のものが「MCTオイル」とされており、ココナッツオイルなどに含まれる中鎖脂肪酸のみを抽出して生成されます。ココナッツオイルの進化系であり、美容・ダイエット効果もパワーアップしたとあって、エマ・ストーンやコートニー・カーダシアンなどの海外セレブらは日常的に摂取しているよう。

脂肪をエネルギーに変換する脂肪酸

アメリカ最新の「ブレイン・オクタン・オイル」など“MCTオイル”がダイエットに効く!【前編】

そもそも脂肪酸は、成分を構成する炭素の長さ(個数)によって種類が異なり、広く知られた脂肪酸には以下の種類が存在します。

【脂肪酸の種類】
◆短鎖脂肪酸―バター、チーズ
◆中鎖脂肪酸―ココナッツオイル、パームオイル
◆長鎖脂肪酸―オリーブオイル、アボカドオイル、ナッツオイル

 

脂肪酸は、体内に取り込まれることで脂肪をエネルギーへと変換させます。さらに、体内に蓄積されていた脂肪もエネルギー源として燃焼し始めるわけですが、炭素の長さがある程度確保されている中鎖脂肪酸(炭素8個)や長鎖脂肪酸(炭素16個)がダイエットなどには推奨されています。しかし、炭素分子の長さは、分解速度に影響するため、炭素数の少ない中鎖脂肪酸の方が、長鎖脂肪酸よりも4~5倍も速く脂肪に働きかけるいわれているのです。

通常、長鎖脂肪酸は体内に入ると、静脈から筋肉に届き、それから胃腸や肝臓などに運ばれます。そのプロセスで、脂肪を分解しながらエネルギーへと燃焼させていくわけですが、その分解スピードが中鎖脂肪酸よりもゆっくりのため、余剰分は体内へと蓄積されてしまう可能性があるのです。一方で、中鎖脂肪酸は直接肝臓に運ばれるため、摂取することですぐにエネルギーへ分解し、さらには体内に蓄積された脂肪分も分解・排出する働きがあります。また栄養補給の吸収スピードも速いため、医療や介護の現場で、中鎖脂肪酸が摂取されるケースもあるようです。

つまり、体内に摂取されることで、「即座にエネルギーへと変換」され、そのエネルギーを製造するために「脂肪を燃焼してくれる」ということ。原材料を脂肪とする、効率のいいガソリンのような存在というわけですね。

最新のMCTオイル「ブレイン・オクタン・オイル」

最新のMCTオイルとして、ヘルスコンシャスな女性たちから注目を集めるのが、「ブレイン・オクタン・オイル」。アメリカの次世代MCTオイルとして、2019年のトレンド予測にリストインしている健康・美容サイトも多いほどです。このブレインオクタンオイルは、MCTオイルの中から、脳へのエネルギーとして働きかけるとされるC8(カプリル酸)という成分だけを抽出したオイルで、エナジーブースターとして人気を集め始めています。

減量効果だけじゃない!MCTオイルの効果とは?

新種も続々登場し、注目度がさらに上昇しているMCTオイル。最も注目すべきダイエット効果はもちろんですが、その他の健康効果についてもご紹介していきましょう。

①脳に働きかけ、集中力を高める

アメリカ最新の「ブレイン・オクタン・オイル」など“MCTオイル”がダイエットに効く!【前編】

一般的に体内に摂取された脂質は、肝臓でエネルギーに変換され、分解しきれなければ体内脂肪として蓄積するシステムになっています。しかし先述した通り、MCTの場合は体内に取り込まれると、即座にエネルギー源として働き始めるため、身体機能が活性化されるのです。また肝臓で脂肪が燃焼され、エネルギー源として使われる際には、ケトン体がつくられるわけですが、このケトン体は血液脳関門(血液と脳の組織液との間の物質交換を制限する場所)を通過して脳細胞に到達します。そのため、脳が活性化されることにより、集中力が研ぎ澄まされ、エネルギッシュな状態へと導いてくれるのです。

②疲れにくい体になる

普段、MCTを摂取していない場合は、脂肪の分解よりも炭水化物に含有されるようなブドウ糖の分解を優先し、エネルギー源としています。しかし、MCTが体内に取り込まれることによって、ブドウ糖だけではなく、脂肪もエネルギー源として分解されるため、使われなかったブドウ糖が、食後の血糖値の上昇を抑えてくれます。血糖値が正常にコントロールされると、体に負担がかからないために、一般的に疲れにくくなります。またMCTが医療や介護の現場でも使用されているように、摂取後すぐにエネルギーへと変換されるため、ワークアウトやエクササイズ前に取り入れることで、スタミナや持久力が上昇します。

③腸内環境の改善

アメリカ最新の「ブレイン・オクタン・オイル」など“MCTオイル”がダイエットに効く!【前編】

MCTオイルには、水溶性の食物繊維ペクチンが含まれています。この成分には、水分を吸収して、便を軟らかくする働きがあるため、慢性的な便秘が継続している方にも効果が期待できます。また腸内環境の改善は、肌のコンディションにも大きく影響しますので、女性を悩ますぽっこりお腹と肌荒れが同時に解消できるかもしれませんね。

④生活習慣などの予防

ダイエット効果とも関連しますが、MCTの摂取による脂肪燃焼や減量効果は、心臓病のリスクを軽減するともいわれています。またあるリサーチによると、MCTは悪玉コレステロールの減少にも効果が期待できるため、動脈硬化を予防し、結果的には心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な病気の予防にもつながります。「肥満は健康の敵」ともいわれますが、MCTが持つダイエット効果により、将来の大病を回避できる可能性も少なくありません。

⑤ダイエット効果

アメリカ最新の「ブレイン・オクタン・オイル」など“MCTオイル”がダイエットに効く!【前編】

中鎖脂肪酸の摂取といえば「ダイエット!」と叫ばれるほど、その減量効果に注目が集まっており、アメリカではリサーチによって一部肥満への効果も立証されています。MCTオイルのダイエット効果については、後編からじっくりご紹介していきましょう。

出典

https://www.healthline.com/nutrition/mct-oil-benefits
https://www.organicauthority.com/energetic-health/6-exciting-trends-in-health-and-wellness-for-2019
https://whatsgood.vitaminshoppe.com/bulletproof-coffee/

この記事を書いたライター

Beauty Lifestyle Writer

東京でファッション誌の編集・ライターとして活動後、渡米。LAではセレクトショップのバイヤーに。妊娠、出産を機に退職した後はフリーランスのライターとして活動再開。Newスポットの探索、本屋巡り、図書館でお籠り、ハワイへの逃避行が大好き。娘の笑顔とアイスクリームさえあればとりあえず幸せな30代女子です。

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