毎日が楽になる「ヨガ的ポジティブシンキング」

ストレス、イライラ、落ち込んでしまうこと、立ち直れないこと…、日々生活をしているとさまざまな嫌な気持ちになりますよね。あなたはそのような時にどのようにしてその状態から抜け出していますか?私自身、物心ついた頃から人間関係が上手くいかないことが多く、とても悩んでいました。「どうして私は人と上手くやっていけないのだろう?」「どうして疎外感を感じてしまうのだろう?」「どうしてやりたいと思うことができないのだろう?」など多くの悩みで押しつぶされそうになっていたような気がします。もし今、この記事を読まれているあなたが、私と同じように悩みを抱えているのなら、私の体験がお役に立つかもしれません。気持ちが楽になる「ヨガ的ポジティブシンキング」についてお伝えしていきます。

そもそもなぜ“苦悩”って生まれるの?

毎日が楽になる「ヨガ的ポジティブシンキング」

現代社会に生きていると、意識は常に外に向かっているものです。「意識が外に向かう」とは、例えば「周りの人とうまくやっていかなくては」「会社でちゃんと評価されるように仕事をしよう」「家族の体調が良くないようだ」「友達に急いで連絡しなくては」など、自分の外の世界に意識が向いていることを意味します。実際に一人でいる時でさえ、スマートフォン、SNSに気を取られてしまい、心は落ち着いて休む暇もありません。

このような現代社会の状況に順応して生活していくうちに、自分の「思考パターン」がだんだんと固まっていきます。これは、いわゆるその人の「考え方」ともいえますが、この思考パターンが経験や年とともに“独自”の思考パターンとして固定化していくのです。その思考パータンが望ましい場合は問題ないのですが、望ましくない場合は「常に自分を否定する思考パターン」、逆に「必要以上に自分を正当化する思考パターン」「常に引け目を感じる思考パターン」など、いろいろな傾向が生まれます。自分ではもはや変えることが難しいほどに定着してしまうのです。

普段と異なる状況になったり、自分が苦手だなと思う事態になったりすると、その独自の思考パターンの通りに自分を責めたり、状況や環境を責めたり、相手を責めたりというようにネガティブな感情が生まれます。そして、そのネガティブな思考パターンが、その人が生きていく上での“苦悩”へと変わっていくのです。

では、ネガティブな思考のパータンやそれによって生まれる苦しい気持ちをどのように変えていけばいいのでしょうか?

ヨガ的ポジティブシンキング

毎日が楽になる「ヨガ的ポジティブシンキング」

私は、ヨガを始めてから「ポジティブシンキング」という心の在り方にとても救われ、気持ちがだいぶ楽になりました。「ポジティブシンキング」というと、どのようなイメージを抱きますか?「肯定的ということ?」「ものごとをいい方法に考えること?」「元気で明るい人のこと?」「いつも笑顔でいること?」…、そのような印象を思い浮かべる方が多いことでしょう。ヨガの観点での「ポジティブシンキング」は、実が少し異なります。では、「ヨガ的なポジティブシンキング」とは、一体何なのでしょうか。その鍵はヨガの5の段階プラティヤハーラにあります。

いつでも、どこでも、誰にでもできるヨガ

いつでも、どこでも、誰にでもできるヨガ』で紹介したヨガの八支則は、全ての段階を経て最終的に心のコントロールができるようになるための練習です。

紀元後、4~5世紀頃まとめられたとされているインド哲学の教典『ヨーガスートラ』には、ヨガのアーサナ(坐法・ポーズの練習)は、そもそも「瞑想をするための準備である」と書いてあります。長時間にわたり目を閉じてじっと座っていることは、体が強く、心が安定していないと難しいことです。長い間の瞑想に耐えうる心と体をつくるために、3の段階であるアーサナがあるというわけなのですね。

毎日が楽になる「ヨガ的ポジティブシンキング」

ヨガのアーサナを練習していくことで、筋肉は発達し体は強くなります。すると呼吸に集中できるようになり、心の動きを観察する作業ができるようになっていきます。実は、その呼吸への集中が4の段階、そして心をコントロールする作業が5の段階である「感覚の制御」なのです。

これらの練習に伴って行われる意識の作業を「内観」と呼びます。内観とういう言葉は、心理学や、仏教、道教、最近ではマインドフルネスなど幅広く使われています。ヨガでは、3の段階であるアーサナから5の段階のプラティヤハーラへの段階で「内観」が行われます。自分の内面に意識を向け、心の動きを観察する。いつもは外へ向かっている意識を、内へ内へと向けていく。その練習を続けていると、心の動きのコントロールができるようになっていくのです。強い体、心の安定ができて、やっと瞑想の段階へと行けるようになります。
プラティヤハーラ=感覚の制御こそ、ヨガ的ポジティブシンキングの鍵だと私は思っています。

さっそく「内観」してみよう!内観の方法

毎日が楽になる「ヨガ的ポジティブシンキング」

では、ここで、どうしたらヨガのアーサナを行わずに「内観」ができるようになるのでしょうか。具体的な方法をお知らせしましょう。

①自分を客観的にみて、呼吸を感じる

腹が立っている時やショックな時、イライラとしている時はどのような呼吸になっていると思いますか?このような時は、呼吸が速くなったり、浅くなったり、呼吸をするのを忘れてしまったりすることさえあります。このような時こそ、自分を客観的に見つめるチャンスです。ネガティブな気持ちになった時に、「あれ、呼吸が浅いな」「あ、私は今とても落ち込んでいるのだな」と自分の体から抜け出して外から自分自身を眺めているようなイメージで、自分自身の心を観察します。「私は、こういう事柄でイライラするのだな」と客観的に自分を見ることで、自分の呼吸の状態、自分の感情の変化に気づくことができます。この「気づき」こそ、内観の第一段階で、これを日々続けていくことで、ネガティブな思考のパターンや感情を段々と客観視できるようになっていきます。

②深呼吸をする

嫌なことがあった時や、悩んでいる時には、ため息が出ますよね?それは、「深呼吸をしてストレスをリリースする」という、私たちの体に本能的に備わっている呼吸法なのです。つまり、体が呼吸によって感情をコントロールしているのですね。

①で、ネガティブな気持ちに「気づく」ことができるようになったら、すかさず深呼吸をします。鼻から大きく息を吸って、なるべく長くゆっくり息を吐きます。10回ほど目を閉じて行いましょう。すると、怒りの頂点だった気持ちや、ショック、イライラが少しだけ和らぐのを感じます。実は、これこそ「呼吸が心をコントロールする」ということのサインなのです。この作業をネガティブな気持ちが訪れるたびに繰り返し行います。

③自分の感情を受け入れる

ここで大切なのは、ネガティブになってしまう自分を、無理に変えようとしないということ。内観はあくまでも観察です。心の変化を観察し、呼吸し、心を呼吸によって落ち着かせます。自分をあるがまま受け入れてしまうのです。ネガティブになってしまう自分を、責めたり、他の人と比べたりしないでください。上がったり下がったりする心の動きをありのまま受け入れることで、やっと自分の価値というものを認められるようになるのです。最初は上手くできなくても、繰り返しその作業をすることが重要です。

「内観」ができるようになると、「ヨガ的ポジティブシンキング」ができる!

毎日が楽になる「ヨガ的ポジティブシンキング」

今までに「自分を見つめる」という作業をしてきことはありましたか?常に外に向いている自分の意識を自分の内側へ戻していく作業、つまり、自分の体や心に集中して「どのように自分がこの世に存在しているのか」を確かめる作業。これらの作業に時間をかける方は多くはいないのではないでしょうか?しかし、毎日内観を続けていると、まずは、意識が自分に向くようになり、自分と人を比べることが少なくなります。「自分だけを意識する」「ありのままの自分を受け入れる」「周りの人と自分を比べない」と、本当の自分と向き合うことができるようになり、自分を責めたり、自分を必要以上に正当化したりしなくなります。「正しい」「正しくない」ということは問題ではないということに気づくのです。

古代ギリシャの哲学者、ソクラテスの言葉にもある「無知の知」という概念にも、内観は通じるものがあります。「自分は知らない」ということを理解するということ。すなわち、自分自身の思考のパターンを知り、そこから離れて「あ、こんな風に自分は感じているのだ」「こんなことが自分は嫌だと思うのだ」と客観的に見ることで、思考のパターンに左右されないさまざまな心の動きに自分で気づいていくことができるようになるのです。この作業を繰り返し行っていくことで、ネガティブな思考のパターンを断ち切ることもできるようになっていきます。

ネガティブな思考のパターンを断ち切る、または陥らないということは、自分の人生から辛いと思うことが少なくなるということ。これこそが、私がお伝えしたい「ヨガ的なポジティブシンキング」なのです。

まずは、自分の内面に意識を向けよう!

毎日が楽になる「ヨガ的ポジティブシンキング」

「まだ、難しそう」と感じる方には、簡単に始めることのできるコツをまとめていくつかお知らせしましょう。コピーしたり、紙に書いたりして目につくところに貼っておいてもいいかもしれませんね。

【ヨガ的ポジティブシンキング】
①嫌なことがあったら、まずは自分を客観的に見るクセをつけよう。
②嫌なことがあるたびに、目をつぶって深呼吸する練習をしよう。
③自分の呼吸に集中して、感情のアップダウンは気にしない。
怒っていても、落ち込んでいても「あ、こんな気持ちになっているな」程度に置いておくこと。
④「正しい」「正しくない」ということは、さほど問題ではないと言い聞かせること。
⑤知らない自分を知ることができてよかったと思うこと。

 

ヨガ的ポジティブシンキングで、あなたの毎日が楽になりますように。

この記事を書いたライター

b.glenish! Channel Navigator

これまで東京、LA、NY、インド、沖縄を拠点にしながら、ヨーロッパやアジア各国を訪れ、さまざまな文化に触れてきました。2001年から7年間、MTV JAPANのニュースプレゼンター/VJ、InterFMにてラジオ番組のDJとして活動。テレビCMのナレーションや海外アーティストのインタビューなどを行ってきました 。好きなことは0から1を作り出すこと。現在、インスタグラム・ライブ 「b.glenish! on Instagram」で、ワクワクすることやキレイのためのTIPsを配信中です。

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