海外セレブに習うエコでおシャレなマイボトル習慣

昨年に負けず劣らず、2019年も注目を浴び続けるヘルスコンシャス路線。ヨガや瞑想、ブレスワーク…と、マインドフルネスなアクティビティに日々忙しいLA(ロサンゼルス)の女性たちにとって、お洒落でエコなウォーターボトルは、必需品の一つです。使い捨てのペットボトルではなく、マイボトルを推奨する動きは以前から見られますが、今では最新のスタイリッシュで高機能なウォーターボトルを手に、ヨガや瞑想、ジムに出かけること自体がヘルスコンシャスの高い女性たちの象徴になりつつあるのです。私たちの体だけではなく、地球をもうるおしてくれるマイボトル習慣が、健康志向というトレンドを追い風に、本格的に花開こうとしています。今回の記事では、海外セレブから人気を集めるブランドを中心に、最新のウォーターボトル情報をご紹介していきます!

咲き誇る“ウェルネス”市場

海外セレブに習うエコでおシャレなマイボトル習慣

先述したように、LAやNY(ニューヨーク)などのヘルスコンシャスの高いセレブや女性たちを先駆けとして、ここ数年世界でもビッグトレンドになっている“健康志向”。そして、その健康志向をベースに、心身ともに健康的なライフスタイルを目指す生活活動全般を意味する“ウェルネス”も、女性たちのお買い物事情、さらには経済活動にさえ大きな影響を与えています。一般的にアパレル業界の成長が思わしくない昨今ですが、ヨガマットやアクティブウェアなどのカテゴリーに限定するウェルネスファッションは、2015年に3.7兆ドルだった市場が、2017年には約10%の伸び率を記録しています。通常のアパレル市場が約4%の成長に留まったことを考慮すると、健康志向という時代の流れが浮き彫りになってきます。そのウェルネスファッションの中でも、著しい成長と今後の可能性を見せているのが、実はウォーターボトルなのです。単体カテゴリーで、2015年に74億ドルだった市場が、2024年には約100億ドルの市場へと成長し続けるといわれており、ウォーターボトルは業界でも注目の“金の卵”というわけです。

その背景には、もちろん健康志向の上昇、そしてヨガや瞑想、ワークアウトなどのマインドフルネスな活動の急成長があります。それとともに女性の購買活動に大きく影響しているのが、SNSの普及率の高さだと指摘されています。「健康的なライフスタイルを送りたい」「見た目にもお洒落かつスタイリッシュでありたい」と願う現代女性のニーズが、時代のトレンドと複合的に働いたことで、ウォーターボトルの使用が着実に伸びてきたのです。インフューズドウォーターのマイボトルもその延長といえるでしょう。

以前から、地球環境に配慮する活動の一環として、ペットボトルの使用削減やマイボトルの習慣は推奨されてきましたが、女性のニーズとトレンドが重なり合った今だからこそ、ようやく実を結び始めたわけです。逆に若い女性のなかには、ウォーターボトルの使用がエコフレンドリーであるという意識が希薄な中で、ヘルシーファッションの一つとして購入しているケースも多いかもしれません。しかし、当初の意図がどうであれ、果たされる目的には大きな意味があります。サイト内のエコキッチングッズの記事でもご紹介したように、モデルのローラさんなど、環境問題に深い関心を持つセレブたちの呼び掛けも多く聞かれるようになってきました。マイボトルを持つことで、地球にとって、私たちにとって、どんなメリットがあるのか、今一度理解しておきましょう。

マイボトル習慣が救うモノ

ウォーターボトルを常に持ち歩き、水分補給を意識することで、私たちの体はうるおい、健康にも肌にもさまざまなメリットがあります。しかし、それは使い捨てのペットボトルであってもできること。再利用できる“マイボトル”にする意味はどこにあるのでしょうか?お洒落優先で気軽に購入したウォーターボトルが果たしてくれる役割は意外にも大きいのです。以下、マイボトル習慣のメリットをご紹介していきます。

①地球に優しい

海外セレブに習うエコでおシャレなマイボトル習慣

2018年の段階で、世界中で購入されるペットボトルの量は1分間につき100万個。つまり、1年に換算すれば約525兆個のペッドボトルを購入していることになります。しかしペットボトルの材料であるプラスチック自体はリサイクル可能な資源の一つであるにも関わらず、その約91%はリサイクルされておらず、アメリカだけでも、ペットボトルのリサイクル率は5本に1本ほど(2017年リサーチ)。では、リサイクルされなかったペッドボトルはどうなるのでしょうか?運の良い場合はゴミ廃棄場へ、最悪の場合はポイ捨てされたゴミとして海へと辿り着きます。現在アメリカのゴミ廃棄場は、2百万トンものペットボトルで覆われており、バイオ処理されるのに数千年を要すると予測されています。それはもちろんゴミ廃棄場に辿りつけた場合であり、海や川にポイ捨てされたペットボトルは、処理されることもなく海洋汚染の大きな原因の一つとなります。重さだけで計算すると、2050年までにはゴミになったプラスチックの量の方が、魚の量を超えてしまうのだそうです。こういった事実だけを列挙しても、ペットボトルを減らし、マイボトルを使用するメリットは十分に見出せそうですよね。

②体に優しい

海外セレブに習うエコでおシャレなマイボトル習慣

使い捨てのペットボトルが体に与える影響で、最も注意したいのが「BPA(ビスフェノールA)」だといわれています。プラスチックの合成の際に使われる化学物質の一種で、ペットボトルやプラスチック製品(水筒や容器など)に含まれていることが多いのです。そのため、最近のプラスチックの製品には「BPA Free(ビーピーエーフリー/BPAが含まれていない)」という記載が見られることもあります。日本では特に規制がありませんが、カナダでは2010年に、BPAが有害物質に指定され、アメリカでも子ども用のプラスチック水筒にはBPAを使用してはいけないという規制が設けられているそう。実際にBPAが体に及ぼす影響としては「肥満」「甲状腺異常」「ガン」「喘息」「前立腺異常」などが動物実験の結果として報告されており、またADHDへの影響や流産のリスクなどの可能性も一部で警告されています(諸説あり)。BPAは特に高温状態で水へと溶け出すため、「ペットボトルを灼熱の車内に放置しない」などの注意喚起がされているわけです。もちろんペットボトルの水が手元に到着した後からは、そういった状況を避けることもできますが、スーパーに到着する以前の環境は、購入者には把握できません。どのように輸送されてきたのか、どこに保管されていたのか…、見えない心配をするよりは、使わない選択をする方が手っ取り早いのかもしれません。

③お財布に優しい

海外セレブに習うエコでおシャレなマイボトル習慣

使い捨てのペットボトルを使用しないとなると、代替手段として考えられるのが浄水器などを取り付けた水道水の使用です。アメリカ、特にLAでは水道水をそのまま飲料水として使用することをせず、浄水器などを取り付ける傾向が強いですが、初期費用を考慮すると、ペットボトルの手頃感を前に、浄水器の導入に足踏みする人も少なくはないようです。しかしアメリカでは、ペッドボトルの水に週に平均5ドルを費やしているとされており、年間にすると約200~250ドルになります。水道水を使用する傾向の少ないLAやNYでは、さらに高い金額をペットボトルの水に費やしていることが容易に想像できます。その場合、浄水器の種類にもよりますが、1~2年で元を取れる場合がほとんどでしょう。さらに、ペットボトルの水の方が清潔で味がいいという意見も聞かれますが、実はボストン大学のリサーチによると、ペットボトルの水と(浄水器ではない)水道水の味の違いを検知できるのは3回に1回程度だという研究結果が出ているそう。こちらもペットボトルの水の種類と実験地の水道水のクリアレベルにも大きく左右されますが、重要なのはそういったリサーチ結果があるという事実。味もあまり変わらず、お財布にも優しいとなれば、ますますマイボトル習慣の魅力が輝きます。

②、③に関しては、避けられる方法や個人の見解もあるため、参考程度のメリットになるかもしれませんが、ペットボトルの使用削減が地球環境に与える影響は間違いなく大きいです。地上と海を覆い尽くすゴミや環境汚染の観点から見ても、マイボトル習慣としてウォーターボトルを持つことは、切に意味のある一歩だといえるでしょう。

海外セレブも愛用する人気ウォーターボトル

持つだけで地球にも優しくなれるマイボトルですが、見た目の可愛さも追求したいのが現代女性のニーズ。ヨガや瞑想、ジムや仕事など行く先々へ持ち運ぶウォーターボトルがお洒落であればあるほどに、スタイリッシュでヘルシーなライフスタイルのステータスともなるようですね。海外セレブを中心に、シンプルな透明のボトルではない、デザイン性の高いウォーターボトルが話題を集めています。代表的な人気ブランドをご紹介していきます!

おしゃれボトル編

ビーカー(bkr)

カリフォルニア(サンフランシスコ)生まれの「ビーカー(bkr)」は、海外セレブが愛用するウォーターボトルの中でもトップクラスの人気を博しています。ガラス製の瓶に、パステルカラーのシリコンスリーブが特徴で、前面にスパイクをあしらったシリーズやハート柄のあるキュートなデザインが女性の心を掴んでいるよう。ビーカーのウォーターボトルは、フィットネス商品や生活雑貨ではなく、ビューティーアイテムの一つであるという、まったく新しいコンセプトを持ってブランドが浸透している点も、現代らしいトレンドといえるでしょう。水分を日常的に摂取し、内側からうるおうことが肌への保湿にもつながるというインナービューティーが、ヘルスコンシャスの高い女性たちのニーズと絶妙にマッチングしたというわけです。一番小さく(250ml)シンプルなデザインでも28ドル、人気のサイズで40ドル前後という価格設定は、一般的なウォーターボトルと比較すると少し高めですが、ビューティーアイテムとしての自己投資ならば納得する女性が多いのです。実際に2017年には、アメリカで化粧品や美容グッズを販売する「セフォラ」での取り扱いが開始したことで、ビューティー界のニューカマーとして知名度も急上昇しました。

また、ビーカー独自のチャリティー商品への注目度も非常に高く、2018年はスワロフスキーとコラボしたシリーズが話題を集めました。キャップにスワロフスキー製クリスタル500粒を閉じ込めた華やかなコレクションで、一個185ドルの商品価格で販売。約2万円のウォーターボトルは非常に高価ですが、売り上げの全額が水不足で苦しむ地域への支援を行う団体「Water for People(ウォーターフォーピープル)」に寄付されました。昨年末にも再度チャリティー商品が販売され、500粒のピンククリスタルが輝くビーカーボトルが女性たちの手に、そして新鮮でキレイな飲料水が、必要とされる人々に渡ったようです。

高価なチャリティー商品が話題と人気を集めるのも、海外セレブからの指名が高い証拠。愛用者には、ジェシカ・アルバやアレッサンドラ・アンブロジオ、ブレイク・ライブリー、バネッサ・ハジェンズ、そしてジェシカ・ビールとハリウッドでもトップクラスのセレブが名を連ねます。

さらに昨年から販売が開始されている、キャップに取りつけるタイプのリップバームも話題を呼び、“ビューティーアイテム”としての独自路線をさらに拡大しています。新鮮でありながら的を得た商品展開に、今後も目が離せない注目のブランドです!

スウェル(S’well)

ビーカーと並びハリウッドセレブ達からの高い支持を集めるのが、ニューヨークブランドの「スウェル(S’well)」です。使い捨てペットボトルの使用を削減する目的で、2010年立ち上げられたスウェルは、今までになかったシックでモダンな高いデザイン性とコンパクトで使い勝手の良い機能性が評価を得て、おしゃれなウォーターボトルを代表するブランドにまで成長しました。シーズン毎にトレンドのプリントを採用するため、ファッションアイテムのように持ち歩くことができます。サイズや形も豊富に展開しており、一人一個以上をコレクションしたくなるような商品ラインナップも、女性たちのニーズを見事に汲み取っているようです。また取り扱いも、お手頃な大手スーパーチェーン店などではなく、「ノードストーム」や「ニーマン・マーカス」などの高級デパートか「ジェイクルー(J.CREW)」や「アンソロポロジー(Anthropologie)」といったアパレル店舗での展開を徹底し、ブランドイメージを確立しているのだそう。

海外セレブに習うエコでおシャレなマイボトル習慣

Denis Makarenko / Shutterstock.com

ジュリア・ロバーツやジェニファー・ガーナーも愛用するスウェルは、ステンレス魔法瓶としての機能性にも優れ、アメリカ基準で、保冷は最大24時間、保温は最大12時間キープできるとしています。

昨年圧倒的な人気を誇ったマーブル柄(大理石柄)も、いち早くボトルプリントに採用。その他のファッショングッズとも自然に馴染み、フィットネス用品などにはなかった洗練された上品な新しい風を運んでくれています。

またブランドの設立当時から、環境保護への意識を広げることを目的の一つ掲げていましたが、「ウッドコレクション(Wood Collection)」は、豊かな森を守る活動のサポートとして製造されたシリーズ。1本売れるごとに1本の木が植えられる取り組みが行われています。木目調のプリントがとてもナチュラルな印象ですが、実際に木は使われていません。

名前やイニシャルを入れてパーソナライズできるサービスも人気のヒミツです。星の数ほど存在するウォーターボトルの中で、オリジナル感を演出できるとしてギフトにもぴったり。今ではスウェル独特の細長い形状の類似商品が販売されるほど、広く認識されるようになっています。

ライフファクトリー(Lifefactory)

「ライフファクトリー(Lifefactory)」は、リース・ウィザースプーンなど子どもを持つママセレブから高い支持を集めるガラス製のウォーターボトルが人気のブランド。BPAフリーであっても、その他の化学物質を含むことのあるプラスチック製品に対して、ガラス製のボトルは安全面と健康面からもウォーターボトルとしての評価が高く、ライフファクトリーもその一つ。網目状にデザインされたキュートなシリコンカバーが、外からの衝撃を最小限に抑えてくれます。生まれたての赤ちゃんから大人まで、家族全員で使える商品素材は、シリコンカバーやその他パーツすべてがFDA(アメリカ食品医薬局)の認可付き。子どもの健康面にも意識の高いハリウッドセレブも納得のウォーターボトルです。

哺乳瓶やキッズ用ボトルの種類も豊富なライブファクトリー。ガラス瓶は熱衝撃に強い素材を使用しており、冷凍庫から沸騰したお湯に直接入れても割れることなく使えます。冷凍保存することも多い母乳も、安心かつ簡単に人肌に温めることができます。

赤ちゃんでさえ安心して使えるガラスボトルは、ヘルスコンシャスの高い女性からも人気を集め、家族揃って使っているケースも多いようですね。

エコ&高機能ボトル編

ソーマ(soma)

「キレイな水を全ての人へ」をコンセプトに、ウォーターボトルやウォータ―フィルターの製造と販売を通して、社会貢献することを企業理念に掲げている「ソーマ(soma)」。商品が購入されるごとに、世界中に安全な飲料水を届ける「ウォータープロジェクト」を支援する慈善団体にソーマから寄付されます。天然バンブー素材のキャップと、耐破損性ガラス、丸みのあるシリコンカバーというシンプルなデザインには、華美な装飾を削り落した、強い商品コンセプトを感じます。見た目にもシックでモダンなソーマのボトルは、女性だけでなく男性の愛用者など、幅広くファンを獲得しています。

ウォーターボトルだけではなく、フィルター付きのピッチャーも人気のソーマは、そのフィルター技術を活かし、コーヒー用ボトルの販売も開始。淹れたコーヒーをただ移し替えるだけのボトルではなく、そのまま直接コーヒーが淹れられます。コールドブリューや紅茶など用途もさまざま。お持ち帰り用のプラスチックカップが増えてしまうカフェのコーヒーではなく、自宅や職場で淹れたコーヒーを持ち歩くのもいいかもしれませんね。

ツリートライブ (Tree Trive)

「ツリートライブ (Tree Trive)」は、ヨガや瞑想だけでなく、アウトドア派にも人気のエコフレンドリーなボトルブランドです。何度も買い換えるモノではなく、長い期間大切に使われることを前提とした、生涯保証の付きの質の良さが特徴。さらに1本のボトルを購入するごとに10本の木を植林することをマニフェストに掲げており、環境保全を徹底追及したこだわりの商品ラインナップが最大の魅力です。

ハイドレイト・スパーク(Hidrate Spark)

最新の“スマート”なハイテクウォーターボトルでは、「ハイドレイト・スパーク(Hidrate Spark)」が人気です。水分を補給する時間になったら、ボトルが光り始め、そのタイミングを忘れず教えてくれる優れモノ。またスマートフォンやアップルウォッチ、フィットビットなどとコネクトできるため、ワークアウト関連づけて摂取した水分量を把握、トラッキングすることができます。「水を毎日2リットル飲む!」という新年の抱負を掲げた方には、ぴったりのウォーターボトルですね。

ヘルスコンシャスからエココンシャスへの渡し船

2019年も、ウエルネスやヘルスコンシャス、インナービューティーなどさまざまなキーワードが女性たちのライススタイルをより豊かに彩ってくれることが予想されますが、新しく“エココンシャス”という考え方も広く認識されるようになるだろうと個人的には感じています。自分自身の健康やビューティーは意識しやすいですが、それが「環境保全」なんていう地球レベルの話になってくると、実感とともに意識するのはなかなか難しいですよね。個人のヘルスコンシャスから地球のエココンシャスへ、その橋渡しの役割をしてくれるのが、まさにウォーターボトルなのです。きっかけは、健康目的や見た目のおしゃれさで購入するのでも十分!その一本が、最初の一歩であることに違いはありません。

出典:

https://www.naturallivingideas.com/best-reusable-water-bottles/
https://www.instyle.com/lifestyle/food-drink/reusable-water-bottles-celebrities-carry
https://infographicjournal.com/top-ten-reasons-you-need-a-reusable-water-bottle/
https://hydrationanywhere.com/top-ten-reasons-everyone-should-own-a-reusable-water-bottle/
https://www.refinery29.com/en-us/expensive-reusable-water-bottle-trend-swell
https://www.aol.com/article/2016/01/11/why-celebrities-are-obsessed-with-this-25-accessory/21289871/#

この記事を書いたライター

Beauty Lifestyle Writer

東京でファッション誌の編集・ライターとして活動後、渡米。LAではセレクトショップのバイヤーに。妊娠、出産を機に退職した後はフリーランスのライターとして活動再開。Newスポットの探索、本屋巡り、図書館でお籠り、ハワイへの逃避行が大好き。娘の笑顔とアイスクリームさえあればとりあえず幸せな30代女子です。

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