“マインドフルネス”の必需品!秋を静かに照らすキャンドルの魅力とは?

肌寒さも深まる11月、部屋の中で温かく光るキャンドルがしっとりと絵になる季節になってきました。家でのお籠り読書にも、至福のバスタイムにも、そして最近は瞑想ブレスワークなどマインドフルネスな時間にも、欠かせないアイテムとなりつつあるのがキャンドルです。何となく落ち着くし、香りも楽しめることから、気軽に使用する女性も多いですが、実は心身の健康に高い効果を発揮してくれる優れたアイテムなのです。今回は、キャンドルのベースとなるワックス(ロウ)の種類から、気分別で選ぶアロマの種類まで、その驚きの効果と併せて、キャンドルの魅力をご紹介していきます!

意外と知らないキャンドル(ワックス)種類

薄暗い部屋の中で、温かく揺らめくキャンドルの灯…。頭の中でイメージしただけでもリラックス効果がありそうですが、実はその炎のゆらめきや燃焼の仕方にも繊細な違いがあり、それらは全て材料となるワックス(ロウ)の種類によって異なります。最も一般的で普及率の高いものから、今人気のナチュラル系まで豊富に揃うワックス。自分の趣味嗜好に合わせて素材までこだわってみるのもアリですね。

パラフィンワックス

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19世紀半ばに発見されてから現在に至るまで、日常的に手にする機会が最も多いのがパラフィンワックス。石油を精製する際に抽出されるパラフィンを利用したロウで、その発見はまさに“革命”といわれました。それ以前は贅沢品とされていたキャンドルを、大量生産が可能な日常品へと変え、普及率を急速に高めた原料なのです。石油系のため、炎を吹き消した後に独特の香りがしますが、パラフィンワックスそのものは牛乳パックや化粧品に使われることも多い安全性が保証された材料です。しかし近年の石油資源の枯渇が問題視される中で、後述するナチュラル系の原料で代替されつつあるのも最近の傾向です。

ステアリン酸ワックス

パラフィンワックスの進化系といえるのが、ステアリン酸ワックスです。牛脂やパーム油から精製される脂肪酸の一種で、パラフィンワックスに添加することで、染料などの発色を良くし、硬度を高めてくれるそう。

ビーワックス

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別名、蜜蝋(みつろう)とも呼ばれるビーワックスは、その名の通りミツバチが巣を作る際に体内から分泌される動物性のロウで、原料はミツバチの巣から採取します。粘着性を持ち、ミツバチの巣に現れているような黄色味から茶色味を帯びています。ビーワックスに火を灯すと、ほのかに漂う甘い香りが特徴。(*ただし、色や香りはミツバチが収集する花粉や蜜の種類によって差異が出ます)天然成分のため、小さな空間でも安心して使うことができ、消火の際にある独特のニオイもありません。ビーワックスの採取には手間暇がかかるため、100%ビーワックスのキャンドルは古くから貴重とされていました。

木蝋(もくろう)

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キャンドルという呼び名よりは、ロウソクという名前がしっくり来る日本の木蝋。ハゼの実や漆の樹液からできたロウで作る和ロウソクは、江戸時代から作られています。木蝋も入手が難しくなっているため、純粋な木蝋製のロウソクは高価です。

パームワックス

天然原料であるパームワックスは、ヤシの実から抽出されるパーム油で作られています。特に純度の高いワックスは、表面のクリスタルな質感が特徴的。パラフィンワックスと比較すると、ススが出にくく、燃焼時間が長いといわれています。

ソイワックス

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最近、特に耳にすることが多いのがソイワックス。大豆を原料とする自然素材の植物性ワックスです。他のワックスに比べて燃焼時間が驚くほど長く、モノによっては2~3倍の種類もあります。低温でゆっくりと燃焼するため、アロマキャンドルに最適なワックスとしても人気を集めています。また自然環境に優しいキャンドルとしても、近年注目を集める原料です。

基本的には、ワックスそのものに色や香りはついていないため、ビーワックス以外のキャンドルは、原料に顔料や染料、香料(アロマ)などを添加してキャンドルが作られます。また同種のワックスでも純度によって、燃焼の仕方や時間に大きな違いが生まれます。パラフィンワックスも純度の高いキャンドルであれば、ほとんどススを出さないそう。逆にいえば、燃焼中ですらススをたくさん出すようなキャンドルは、粗悪なワックスや芯、不適合な顔料や香料などが使用されているとも考えられます。小さな炎一つとっても、語られるストーリーは多いようですね。

森林浴にも匹敵?!キャンドルがもたらす驚きの効果

普段、ギフトで何気なくいただくことも多く、心身に与える効果など意識せず使用してしまうことがほとんどのキャンドル。しかし、“何となく落ち着く”と感じていたキャンドルの炎は、特筆すべきメカニズムがあって、私たちの心身を癒してくれていたのです。特別なことをしてないようで、実は大きな仕事をしているのがキャンドルなのです。ここでは、キャンドルが持つ驚きの効果・効能をご紹介していきます。

①1/fゆらぎで脳からリラックス

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「1/fゆらぎ」とは、自然界に存在する規則性と不規則性の調和が取れたリズムのことをいいます。つまり完全に規則的ではなく、そこに不規則的な動きがちょうどバランス良く含まれているモノを指しています。電車の揺れや小川のせせらぎ、木漏れ日の差し込み方、木の木目なども1/fゆらぎを持っていると認識されています。以前サイト内でも紹介した記事『脳のアンチエイジング!快眠と記憶力アップの救世主は「ピンクノイズ」』もまさに1/fゆらぎの代表格。キャンドルの炎をじっと見つめていると、窓も開いていないのに急にふわっと揺れ出すことがありますが、これこそが自然界の不規則性。見ているだけで徐々に落ち着いた気持ちになっていくのは、人間の心拍の間隔もまた1/fゆらぎのリズムだからなのです。このリズムを見たり聞いたり触れたりすることで、脳波がα波の状態になり、副交感神経が優位になることで、脳からリラックスできるというわけです。ただ見ているだけで、心の凝りも体の疲れも解きほぐしてくれるのは、キャンドルの大きな利点。マインドフルネス瞑想やヨガなどに使われるキャンドルは、このメリットを最大限に享受しながら、リラクゼーションの世界観を築いているわけですね。

②集中力や発想力のアップ

炎の揺れ方だけではなく、その色にもリラックスの相乗効果があるとされています。芯やワックスの原料によっても多少の違いはありますが、通常キャンドルの炎の色はオレンジ系。部屋の照明などにも共通していますが、オレンジ系の色味にはリラックス効果があり、心身ともに落ち着かせてくれます。人間は夕日を見るとメラトニンを生成し、夜に向けて脳の働きを穏やかにする準備を始めますが、赤味を帯びた暖色系にリラックス効果があるのはそれが理由なのだそう。オレンジの光にも副交感神経を優位にする働きがあり、疲れやストレスで優位になりがちな交感神経とのバランスを調整してくれます。交感神経と副交感神経で成り立っている自律神経が、正常なバランスを取り戻すことで、人間が持つ集中力や思考力、発想力を引き出してくれるのです。キャンドルを灯しながらの読書タイム、この秋は出来るだけ取り入れたいですね。

③マイナスイオンで癒し効果

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キャンドルが燃焼する際に発生する微量の水分から、マイナスイオンが放出され、空気の流れによって部屋中に広がります。一説には、キャンドルから放出されるマイナスイオンの量が、密度基準で測定すると、森林や滝からの放出量を上回っているともいわれており、その効果が認められているそう。大気汚染や電磁波でプラスイオンに満たされた空気は、ストレスや疲労感、不眠の一因ともされているので、森林浴のようなマイナスイオンに触れられるのは、キャンドルの魅力の一つです。

④気になるニオイも一蹴

実はあまり知られていない消臭効果。キャンドルの炎は周りの空気を巻き込んで、対流を起こしながら燃えているため、空気中の嫌なニオイの元となる微粒子も燃焼してくれます。そのため、香りのない普通のキャンドルにも同様の効果が期待できます。汗のニオイを始め、タバコ、ペット、料理や部屋干しのニオイまで消し去ってくれるそう。元々キャンドルが持つ消臭効果に加えて、アロマキャンドルの香りが部屋に残れば、普段は手強い“ニオイの掃除”も簡単にできてしまいますね。

⑤アロマで気分も体調もコントロール

最近は光源としてのキャンドルよりも、香りを重視したアロマキャンドルの使用が飛躍的に伸びています。通常のキャンドル製作の過程で、エッセンシャルオイルなどによって香り付けられたのがアロマキャンドル。エッセンシャルオイルの種類によって、さまざまな効能があるように、アロマキャンドルもその香りによって、気分や体調に良い影響をもたらしてくれるのです。上記でご紹介した通常の効果に加えて、アロマの効果も併せて期待できるとなると、アロマキャンドルの人気ぶりにもうなずけます。

願いを叶えてくれるアロマキャンドルの選び方

キャンドルの人気を裏付けるかのように、星の数ほど存在する香りの種類。アロマの選び方次第では、気分や体調さえも好転させてくれる心強いアイテムなのです。キャンドルに火を灯し、せっかく素敵な時間を過ごすのですから、願いの叶う香りを選んでみてくださいね!

<最近サボり気味な女子力をグンと高めたい>

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ローズ:女性からの支持も常に高く、ゴージャスな花の香りが特徴。女性ホルモンの一つ、エストロゲンの分泌を促進するといわれており、異性を引き付ける香りでもあります。ホルモンバランスが整うことで、生理痛や生理前症候群にも効果があるそう。

ジャスミン:うっとりするような甘美な香りを持つジャスミン。憂鬱な気分を軽減し、リラックスや精神安定の効果を持ちます。優雅なアロマで幸福感に包まれてください。

ムスク:フェロモンに似た香りといわれ、女性の艶やかな魅力を引き出します。自然と異性を引き付けるので、女子力アップにも一役買ってくれそう。

<ストレス退散!兎にも角にもリラックスしたい>

ラベンダー:ハーブの女王といわれるラベンダー。アロマの初心者から玄人まで、万人受けの香りです。特にその高いリラックス効果で知られ、快眠促進や不眠改善も期待できることから、寝室に置かれることも多いそう。リラックスしたい時、迷ったらまずはコレを。

サンダルウッド:大人の甘さが漂い、深みのあるウッディーな香りが魅力。心を穏やかにする瞑想などにもおすすめ。

フォレスト:空気の澄んだ森の中にいるような清々しい香り。爽やかで晴れやかな一日の始めにぴったりです。

スイートピー:甘過ぎず、強過ぎない清純な花の香り。品があり優しいアロマが、リラックスタイムにそっと寄り添います。

<嫌なことが続いて撃沈…リフレッシュしたい>

オレンジ:新鮮で元気の出るビタミンアロマ。緊張感の緩和にも働きかけるので、心のコリを精算してくれます。風邪の予防にも効果あり。

ベルガモット:アールグレイの紅茶の香り付けとしても使用されるベルガモット。柑橘系でフルーティーでありながらも、甘酸っぱい爽やかな香り。リフレッシュ効果があり、ストレスの緩和にも働きかけてくれます。

トロピカルフルーツ:清々しい甘さが心身の疲れを取り除いてくれるそう。南国に行きたくなるような明るい気分に浸り、リフレッシュ!

<体も肌も美しく…香りでイイ女になりたい>

グレープフルーツ:想像に難くないグレープフルーツの香り。微かに感じる酸味と苦味、そしてスッキリとした甘みとの好バランスが特徴で、脂肪燃焼効果があるといわれています。アロマキャンドルだけでダイエットできるなら、今すぐにでも試す価値あり!

パッションフルーツ:トロピカルフルーツの甘さを優しくしたような、南国を連想させる爽やかな香り。アンチエイジングに効果的とのこと。

ハイビスカス:みずみずしい甘さのある優しいフローラル系の香りが特徴。肌荒れを改善し、新陳代謝を促してくれるそう。

<仕事は任せて!集中力を研ぎ澄ませたい>

“マインドフルネス”の必需品!秋を静かに照らすキャンドルの魅力とは?

ローズマリー:強いハーブの香りに、メンソールのような印象を抱く人も。スッーとしたアロマに、頭や目がシャキッとします。集中力や記憶力を高める働きがあるため、勉強や仕事をする際に向いています。

ユーカリ:さまざまな薬効も併せ持つユーカリ。こちらもキリッとした清々しい香りが集中力のアップに効果を発揮してくれるそう。虫よけ対策にもおすすめです。

<年齢のせい?この体調不良どうにかしたい>

レモングラス:東南アジア系のフードにも使わることの多い、さっぱりとしたシトラス系の香り。体に活力を与えながら、体力回復を促進します。殺菌・虫よけにも効果あり。

ハイビスカス:先述したハイビスカス。風邪や喉の痛みの緩和にも効果がありますが、実は二日酔いにも効くとのこと。深酒をしてしまった翌朝は、ハイビスカスの香るバスタイムでシャキッとしましょう。

アプリコット:あんずの香り。フルーティーな中にも独特の甘さがクセになります。喘息や咳止めに効果的とされています。

以上のように、香りの種類によって効果・効能もさまざま。用途に合わせて部屋毎に違うアロマキャンドルを置いてみるのもいいかもしれません。

形も香りも無限に広がるアメリカのキャンドル

エッセンシャルオイルなどを使ったアロマキャンドルだけでもさまざまな香りが楽しめますが、最近は所謂“一般的なアロマキャンドル”とは一線を画すユニークな香りや形を持つキャンドルが、アメリカでも続々登場しています。思わず「手に入れたい!」と興味をそそられる最新のキャンドル事情をご紹介していきましょう。

何でもありのフードアロマ!

アロマキャンドルでは花やハーブ、フルーツの香りが人気ですが、意外な注目を浴びているのがフードアロマのキャンドル。アメリカでファンが多いこちらのブランドでは、ピザやドーナツ、オートミール、ワッフルなど、変わり種の香りが話題を呼んでいます。ネーミングやパッケージにもセンスが光り、一度嗅いでみたいと思わせるようなセレクトが絶妙ですね。

ホンモノそっくりのデザートキャンドル

一見しただけだと、美味しそうなデザートにしか見えないですが、これもキャンドル。中央にある芯を発見することで、やっとキャンドルだと納得できるほど。フロリダのセレクトショップで扱われるこちらのキャンドルの他にも、カップケーキやアイスクリームなど見た目にキュートなデザートキャンドルが人気を集めています。

ハンドメイドは、時短でもSNS映え!

特にソイワックスを使ってハンドメイドされることも多いアロマキャンドル。基本的には、Amazonなどで市販されるソイワックスを溶かして、型に入れ、冷やすというシンプルなステップで手作りすることができます。しかし、アメリカの女性はさらに合理的な方法にも注目しているよう。アメリカの情報サイトで共有されているこちらのハンドメイドキャンドル、半分以上は市販のキャンドルを使用しています。動画で展開されているように、市販のキャンドルの周りに、花を埋め入れ、その間に溶かしたワックスを流し入れるだけという何とも効率的な手作りレシピ。通常は芯を立てるなどの作業も加わってくるなかで、この方法であれば、市販のキャンドルの芯を使用できる上に、冷やす時間も短時間で終了。ビジュアルの華やかさもきっちり演出できている点がアメリカらしいですね。

丁寧に過ごすと見えてくること

デザインや香りを変幻自在に変えては、進化し続けるキャンドル。ただその炎がそこにあるだけで、多くの効果が得られるという実に“仕事のできる”アイテムであるだけでなく、これからはマインドフルネスなアクティビティーの普及も追い風となり、さらなる進化が期待できそうです。

私としては無性に本が読みたくなる秋。読書の秋のお供はいつもキャンドルですが、無意識に使用していたことに今回ハッとさせられました。見た目の可愛さもあり、アメリカではギフトとしてプレゼントされることの多いキャンドル。そのため、キャンドルの効果なんて考えたこともなかったような気がします。しかし、キャンドルの効果は想像以上にしっかりと、その炎の中で輝いているようです。香りさえも丁寧に意識することで、心にも体にも、もっともっと豊かな時間を過ごすことができます。私たちの生活の中には、普段は意識していなくても、丁寧にその存在を汲み取ってみると、魅力が光り始めることはまだまだあるのかもしれません。キャンドルの灯りが小さく優しく照らしてくれるように、細やかな気づきを大切にしたいものですね。

出典

https://litupcandleco.com/blogs/get-lit/benefits-from-burning-candles

この記事を書いたライター

東京でファッション誌の編集・ライターとして活動後、渡米。LAではセレクトショップのバイヤーに。妊娠、出産を機に退職した後はフリーランスのライターとして活動再開。Newスポットの探索、本屋巡り、図書館でお籠り、ハワイへの逃避行が大好き。娘の笑顔とアイスクリームさえあればとりあえず幸せな30代女子です。

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