パンやパスタ、焼き菓子など欧米の食生活では小麦が多く使われていますが、小麦などに含まれるタンパク質”グルテン”が小麦アレルギーやセリアック病、体の不調を引き起こす要因と注目されるようになるや、急速にグルテンフリー(小麦を中心に穀物類を控える食事法)が普及したアメリカ。グルテンフリーの記事はこちらでも取り上げていますが、近年はレストランやカフェでもグルテンフリーメニューを用意しているところが増えています。また、スーパーなどでもグルテンフリーの食材や加工品が各種販売され、ヘルスコンシャスな人々の間ではグルテンフリーを取り入れた食生活は、今やすっかり常識となってきました。

グルテンフリー先進国のアメリカで、ヘルスコンシャスなトレンドフードとして新たに注目されているのは、スライスしたサツマイモをパンの代替えにした「ローステッド・スイートポテト・トースト(Roasted Sweet Potato Toast)」です。

オーブンやトースターで焼いたサツマイモのスライスにお好きなトッピングでアレンジするヘルシーで、オシャレなオープントーストは、SNSを通じて大きく発信、拡散され、人気を集めています。

サツマイモはグルテンフリーなだけではなく、欧米ではスーパーフードと呼ばれるほど栄養価の高い食材です。今が旬、アメリカ発サツマイモの新しい食べ方をご紹介しましょう。

グルテンフリーだけじゃない!丸ごと栄養!サツマイモの魅力

まずは、お馴染みの秋の味覚サツマイモについて、おさらいをしてみましょう。

サツマイモは、食物繊維が多く便秘の予防改善に効く食材であることは、皆様もご存知のことでしょう。ほかにも、カルシウムや血圧を調整し成人病予防に効果の高いカリウム、肌にハリや艶を与え、美肌作りには欠かせないビタミンCビタミンAも豊富に含まれています。ビタミンCやカリウムは調理で損失されやすい栄養素ですが、サツマイモのデンプンはビタミンCを加熱から保護する働きがあり、焼いたり蒸したりと調理しても、カリウムの損失も少なく、栄養成分がしっかり摂れる特徴があります。特に皮の部分は栄養価が高いので、皮ごと食べるのがおすすめです。

基本のローステッド・スイートポテト・トーストを作ってみましょう

さっそく、話題のスイートポテト・トーストを作ってみましょう。

ローステッド・スイートポテト・トースト<材料 作りやすい分量>

  • サツマイモ・・・1個
サツマイモは皮付きのまま使用するので、しっかりと洗って6~7mm程度の薄さに縦長にスライスする。
スライスしたサツマイモを何もつけずに、230度に熱したオーブンで、少し茶色に焼き目がつき、柔らかくなるまで約15~25分焼く。
②の途中で一度ひっくり返す。

焼きあがったサツマイモスライスは冷凍保存できるので、まとめて作っておくと便利です。食べる時は、凍ったままトースターに入れて焼くだけ!

アレンジ自在!トッピングで楽しむスイートポテト・トースト

スイートポテト・トーストにバターだけでも十分美味しいですが、オープントーストはトッピングにこだわってみると美味しさもさらに広がります。

忙しい朝は冷蔵庫に入っているもので、サッとお手軽に済ませて。ゆっくりと寝坊のできる週末の朝は、スモークサーモンやスクランブルエッグ、チーズ、フルーツなど好きなトッピングと一緒に、ヘルシーなブランチタイムを過ごしてみてはいかが?

アメリカ発!スイートポテト・トーストのトッピングのアイデア

トッピングでさまざまな味が楽しめるスイートポテト・トースト。ブランチメニューとしてはもちろん、デザートとしても、またお酒のおつまみにも最適です。トッピングであなただけのオリジナル・スイートポテト・トーストを作ってみてください。

お気に入りのオリジナル・スイートポテト・トーストを作る上で、どのようなトッピングがいいのか迷ってしまう方のために、アメリカで人気の“スイートポテト・トーストのトッピング・アイデア”をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

【スイートポテト・トーストのトッピング・アイデア】

○バター、ブラウンシュガー、シナモン
○ピーナッツバター、ジャム
○ナッツバター、バナナ、シナモン、カカオニブ
○マッシュしたバナナ、クルミ
○リコッタチーズ、ハチミツ
○スクランブルエッグ
○アボカド、レモン、塩
○アボカド、ゆで卵
○アボカド、フェタチーズ、刻んだベーコン
○クリームチーズ、スモークサーモン
○エビ、アボカド、マヨネーズ
○カッテージチーズ
○ゴートチーズ、ローズマリーまたは、ハチミツ
○ゴルゴンゾーラ
○クミン、レモン
○タヒニ(ゴマのバター)、レモン

 

人気に後押しされ、市販品も登場!

SNSでの投稿数の増加に後押しされるように、“トースターで温めるだけ!”の冷凍スイートポテト・スライスが商品化され、アメリカのAmazonやナチュラル系スーパーで、この秋から販売が予定されています。

手軽で合理的な食材が整っていることも、アメリカ流ヘルシー食生活の人気を支えているようです。

サツマイモで朝から美味しくパワーチャージ!

グルテンフリーなパンではなく、あえてサツマイモを代替えにしたトーストが脚光を浴びるようになったアメリカ。体に良いものを求める傾向がますます高まっていることを実感させられます。アメリカの一般的なスイートポテトは、身がオレンジ色で少し水っぽく、甘さも控えめ。サツマイモと思って初めて食べた時は、軽くカルチャーショックを受けたものですが、最近はアメリカのスーパーでも「ジャパニーズスイートポテト」という名前でサツマイモが売られているのを見かけます。アメリカの人も日本のサツマイモの美味しさに気づいたということでしょうか?!

グルテンフリーを軽く取り入れている私もブームに乗じ、焼いたサツマイモスライスを冷凍庫にストックしてみました。日本人的にはトーストというよりは“薄い焼き芋”を彷彿とさせ、香ばしい香りとほっこりとした甘さに、懐かしさと親しみが勝る“和みご飯”といった感があります。1切れでも栄養満点で食べ応えもあるスイートポテト・トーストは、一日のスタートに理想的なパワー朝食。ぜひ、旬のこの季節に、サツマイモのパワーを朝からしっかりチャージしてみてはいかがでしょうか。

参照

https://www.wellandgood.com/good-food/sweet-potato-toast-slices/
https://www.thescramble.com/gluten-free/how-to-make-sweet-potato-toast-in-toaster-or-oven-gluten-free-toast-recipe/
https://www.webmd.com/food-recipes/5-winter-superfoods-sweet-potatoes-nutrient-profile

この記事を書いたライター

サンディエゴの日系出版社にて勤務後、東海岸への引っ越しを機にフリーランスライターに。再び南カリフォルニアに居を移し、窓から見える青い空とパームツリー、窓際で昼寝をしている愛犬を眺めているのが目下最大の癒しです。

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