海外セレブも愛用!最新の自宅美容はフェイスカッピング

初秋に入り、時折肌寒い日も増えてきました。気温が一気に下がり、寒くなってくると増えるのが、意外にも体や顔のむくみ。体温が低くなることで血流が滞り、毒素や余計な水分を排出できずに、むくみとして現れてしまうのです。そこで、次世代の優秀な自宅ケアとして、今LA(ロサンゼルス)やNY(ニューヨーク)をはじめ、アメリカの女性たちがフェイスカッピングに魅了されているのです。カッピングといえば、昔から中国の治療法として耳にする機会もありましたが、自宅でケアできる顔用のカッピングとなれば、鮮度は抜群。今回は、ファンが増やし続けている最新フェイスカッピングについて、その効果からやり方までじっくりとご紹介していきます!

アメリカに広がる“新しい”東洋医学

ここ数年、アメリカでは東洋医学が絶大な人気を誇っており、鍼灸治療を指す“アキュパンクチャー”(acupuncture)の看板も至るところに溢れています。ボディカッピングもその一つ。2年前のオリンピックでアメリカの水泳選手が真っ赤な施術跡を体に残したまま複数の金メダルを奪取したことから、一躍脚光を浴びました。それ以降、ハリウッドセレブやモデルにもファンが増え、ジェニファー・アニストンやグヴィネス・パルトローもメンテナンスとして取り入れているそう。

海外セレブも愛用!最新の自宅美容はフェイスカッピング

Tinseltown / Shutterstock.com

カッピングや鍼灸治療などの東洋医学が、これほどまでにアメリカで普及している背景には、最近のナチュラル志向が大いに関係しています。根本的に東洋医学では、体の中に科学的な物質を取り込むことがほとんどありません。カッピングにしても、空気圧を変えることで、皮膚下で血を吸引することが基本のメカニズムです。そのため未経験者でも試しやすく、欧米にとっての“新しさ”と相まって、認知度が増しているというわけです。

医療からスパ美容へ、そして次はセルフケアに移行

当初は“東洋医学”として、治療目的やスポーツ選手のボディケアの範疇で施術されることが多かったのですが、そこは反応が早いアメリカ。この1~2年で美容を目的とするスパなどのメニューにカッピングが組み込まれることも増えてきました。しかもボディだけではなくフェイスへの施術も人気を集めているのです。ミランダ・カーやイリーナ・シェイクなどのトップモデルのフェイシャリストとしても有名なイルディ・ペッカーも、カッピングを支持しています。彼女がオーナーを務めるNYのサロンでも体・顔ともにカッピングを取り入れているほど。「クライアントのモデルたちが、ランウェイ前にフェイシャルをリクエストしてきたら、カッピングをすすめるわ。即効性もあり、わずか数分ですっきりとしたハリのある肌を手に入れられるの」と語っています。

カップ内で皮膚が盛り上がり、吸引されていることが分かりますね。ボディの場合は、この状態でしばらくキープされますので、施術後には真っ赤な跡が残ります。

また、リアリティスターのキム・カーダシアンも自身のSNSでフェイスカッピングを受けたことを明かしていたこともあります。カーダシアンファミリーを担当し、“ナース・ジェイミー”の愛称で数々のセレブを顧客に抱える美容家、ジェイミー・シェリルもカッピングの効果を認めています。「血液とリンパの流れを改善してくれるカッピングは、強張っている顔の筋肉も解してくれるわ。コリがなく柔軟性のある筋肉である方が、しわやたるみができにくいのよ」とハリウッドのインタビューで答えているそう。

ボディカッピングとは違い、フェイスカッピングは肌の上を絶えずスライドさせています。そのため、跡をつけることなくカッピングを受けることができるのです。

NYの人気スパや、LAのセレブ御用達サロンで扱われてきたカッピングが、今年に入ってさらに身近になりつつあります。スキンケアツールを扱うお店や通販で、フェイスカッピングのセルフケアキットが簡単に手に入るようになってきました。古くから東洋医学の一つとして医療施術されてきたカッピングが、体・顔用のサロンメニューとして近代化され、さらには自宅で簡単にできるセルフケアグッズとして利便化されてきたわけです。目的や施術方法は緩やかに変遷しながらも、多くの美容家やセレブたちを虜にする効果の高さは、変わることなく、その人気を支えているのです。

カッピングの効果とは?

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ボディカッピングの効果も簡単にまとめながら、今注目のフェイスカッピングの美容効果について詳しくご紹介していきましょう。

まずボディカッピングですが、東洋医学では「吸い玉(すいだま)」と呼ばれ、文字通りカップの中を真空状態にして、肌を吸い上げていきます。それによって、体の中に溜まった老廃物を肌表面に浮き上がらせるといわれています。老廃物が溜まっていたり、血行が悪かったりするところは、紫色に近い濃い施術跡がつくそう。また単純に肌を引っ張り上げることで、血管が拡張し、血液やリンパまた乳酸の流れを促進させることも目的の一つとされています。では、カッピングによる主な効果を見てみましょう。

【カッピングの主な効果】
◆血行改善による筋肉の凝り、冷え性の緩和
◆筋肉に蓄積された疲労物質(乳酸等)を流し、疲労回復
◆リンパの流れを良くして、むくみを撃退
◆老廃物のデトックス
◆上記の相互作用によるダイエット効果

 

上記リストが全体的な効果といわれています。前述した通りボディカッピングの場合は、吸い上げた状態をしばらくキープするため、カッピングの跡は避けられません。しかし、フェイスカッピングの場合は、カップを絶えず動かすことで、跡が出来ないような仕組みになっています。フェイスカッピングには次のような美容効果があるとされています。

【フェイスカッピングの美容効果】

◆むくみ解消で理想の小顔作り
一回のカッピングで最も効果が出やすいのが、顔のむくみ。血流とリンパが流れるため、余計な水分が排出され、顔もすっきりした印象に。特に、顎ラインと目元の効果は確認しやすいでしょう。習慣づけることで、むくみのない小顔へと近づけていきたいですね。

◆くすみの改善で透明感のある肌へ
老廃物が流れることで、良い影響が出やすいのが顔全体のトーンです。カッピング直後は少し赤らんだようになりますが、10分程度で赤みも引き、血色のよい健康的な肌に。クマでお悩みの方にも高い効果が期待できるそう。クマの大きな原因の一つは血流の停滞なので、小さいサイズのカップを使うことで直接的に働きかけることができます。

◆しわ・たるみの軽減でリフトアップ
エイジングに伴う顔の筋肉量の低下が、しわやたるみを招くともいわれています。フェイスカッピングでは、肌を吸い上げることにより筋膜を刺激し、血行改善を行いながら、同時に強張った筋肉をほぐしてくれます。柔らかくしなやかな筋肉こそ、顔のしわやたるみをリフトアップする役割を果たすため、カッピングすることで、顔の筋トレを同時に行っているといえそうです。

◆若々しいハリを取り戻す
カッピングにより、高濃度の酸素を含んだ血液が顔全体に巡るため、若々しくうるおいのある肌へ導きます。新陳代謝が上がることで、ターンオーバーが促進されることも美肌には欠かせない効果です。

◆美容液などの浸透力を上げる
血流が改善されることで肌が温かくなり、一時的に毛穴が開いた状態になります。カッピングの後は美容液が浸透しやすいといわれているのはそのため。カッピングのスライドを良くするために美容オイルを使用しますが(やり方は後述を確認)、そちらも併せて浸透しやすい状態。肌の火照りが一旦なくなると、逆に毛穴はしっかりと閉じ、入った美容液を逃しません。

また美容効果ではありませんが、額やこめかみのあたりが刺激され、血行が改善されることで、頭痛などの症状が和らぐこともあるそうです。顔の皮と頭皮はつながっていますので、顔が強張っていると自然と頭も凝り、頭痛につながるためです。

フェイスカッピングの基本的な手順

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最初は少しだけテクニックが必要ですが、一度慣れてしまえば、誰もが自宅で簡単に実践できるフェイスカッピング。以下の手順を参考にしながら、力加減や回数などは自分の肌とのバランスで調整していくのが理想的です。

今回は、自宅用のフェイスカッピングの中でも評価の高い「ルーレ(LURE)」を選びました。事前準備用のクレンジングスポンジと、大カップ×2、小カップ×2がセット内容です。

①優しくクレンジングして、表面の汚れやザラツキを取り除く

フェイスカッピングは肌を吸い上げながら、スライドさせていくので、表面をできるだけクリアな状態にする必要があります。

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②基本の動きは、つまむ、吸う、動かす

細長いカップの中心を強めにつまみ、中の空気を出します。その状態のまま肌の上に置くと、カップが肌表面を吸い上げます。吸ったまま、肌の上を滑らせて流していきます。

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③動かし続けるのがポイント

ボディカッピングと違い、フェイスカッピングは絶えず動かす必要があります。肌を吸い上げている状態なので、長く止まってしまうとボディカッピングのような跡がついてしまいます。顔ですので、目立つ赤丸い跡は避けたいですよね。オイルの量をうまく調節しながら、吸う力と動かすスピードのバランスを見つけましょう。

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④最初は頬骨に沿って内側から外側へ

顔の中心寄りの頬骨下はツボもあり、刺激することでリンパや血流が流れやすくなるポイントです。頬骨下から吸い上げ、骨に沿うようにしてこめかみ辺りまで流します。 この動きを少しずつ、上下位置を変えながら約3セット。

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⑤フェイスラインは顎下から耳の後ろまで

特にここを入念にケアすると、むくみが取れて、シャープな印象に。小顔効果も出やすいパーツなので、むくみが気になる方は5セットほど行いましょう。こちらも微妙に位置をズラしながら、広範囲にアプローチ。

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⑥額の中心からこめかみへ

普段あまり意識しないのですが、顔の皮膚と頭の皮膚は一枚でつながっています。このパーツをしっかり流すことで、頭や目もスッキリする効果があります。頭痛を感じる場合は、髪の生え際のギリギリからこめかみまで流すのもおすすめです。反対に、眼精疲労がある場合は、眉上ラインから同じくこまかみまで流してみましょう。上下位置をズラしながら約3セット。

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⑦目の周りは優しく流す

カッピングは目の周りにも使うことができます。小さいカップを使い、目の中心から外側へ優しく流します。上下ともに行ってください。前日のお酒で瞼が腫れぼったい、夜更かしでクマがひどい…というときの緊急ヘルプにも一役買ってくれます。ただし、目の周りは皮膚が薄いので、他のパーツ以上に優しくケアするのがポイントです。約3セット。

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⑧すべての老廃物を鎖骨のリンパに流す気持ちで

顔のパーツ全体で顔の外へ外へと流してきた老廃物を、耳の下から首筋を通って、鎖骨のリンパまで流します。首筋に凝りを感じていた人もここの血流が改善することで、すっきりします。約3セットで終了。

海外セレブも愛用!最新の自宅美容はフェイスカッピング

全ての工程を丁寧に進めても10分以内で終わる簡単ケアなので、習慣としても続けやすいですね。ただ肌への負担を考えると、週に2回程から始めるのがいいでしょう。以下の注意点を確認して、フェイスカッピングを最大限に活用してください。

やり過ぎには十分注意!

体と異なり、顔についた跡は隠すのが大変難しいもの。下記の注意点を参考にしながら、フェイスカッピングのコツを掴んでいきたいですね。

【フェイスカッピングの注意点】
◆肌に乗せた後は常に動かすことを忘れないように。
◆オイルは少な過ぎるとスライドしにくく、多過ぎると吸いにくいです。自分の肌質とのバランスを見ながら、適量を探ってください。
◆吸い過ぎ、やり過ぎは毛細血管を傷つけることもあります。コツを掴むまでは「優し過ぎるかな?」くらいの感覚から始めて、徐々に慣らしていくようにしましょう。
◆肌の調子が悪い時や肌荒れがあるときは避けてください。

 

オリジナルのやり方を思考錯誤して

肌質も違えば、強さへの耐性にも個人差があります。特にフェイスカッピングは、スライドの行い方と吸引力のバランスはそれぞれ自分の好みに合わせて調整するのが理想的。個人的には、カッピング用のオイルは3滴がベストバランスでした。それ以上だと滑り過ぎて吸い付き悪く、それ以下だと滑りが悪いような印象です。直後はほんのり赤ら顔になり、ポッと火照ったような感じになりますが、それもすぐに落ち着きます。10分後には顔がシュッとして、むくみがスッキリ取れたような爽快感があります。しわやくすみなどの効果はすぐには分かりませんが、むくみとクマの改善には即効性を感じました。寝不足で顔のコンディションが絶不調の際には、重宝すること間違いなしです!

試して見つける、自分の“べスト”

海外セレブも愛用!最新の自宅美容はフェイスカッピング

今は、新しい美容情報や商品、ツールが目まぐるしく発信される時代。女性にとっては“キレイ”への道が無限に提供されている状態ともいえます。ほんの少し扉を開けて、一歩踏み出してみるだけ。今回のフェイスカッピングのように、海外セレブや人気インフルエンサーたちは、新しいモノを柔軟かつ果敢にライフスタイルに取り入れています。彼女たちの感度の高さにあやかって、自分自身でもトライ&エラーを繰り返していくと、本当に自分に合ったベストなモノも見えてくるはず。美容の選択肢が多い現代だからこそ、前向きに自分磨きを楽しむプロセスが、キレイへの近道になるのだと思います!

出典

https://www.health.com/beauty/facial-cupping-trend
https://www.self.com/story/at-home-facial-cupping
https://www.leaf.tv/articles/7-benefits-facial-cupping/
https://www.allure.com/story/kim-kardashian-cupping-facials
https://www.wellandgood.com/good-looks/i-pulled-a-michael-phelps-and-tried-cupping-on-my-face/slide/3/

この記事を書いたライター

東京でファッション誌の編集・ライターとして活動後、渡米。LAではセレクトショップのバイヤーに。妊娠、出産を機に退職した後はフリーランスのライターとして活動再開。Newスポットの探索、本屋巡り、図書館でお籠り、ハワイへの逃避行が大好き。娘の笑顔とアイスクリームさえあればとりあえず幸せな30代女子です。

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