アメリカで今一番“不健康そうな”スーパーフード、 ブルーマジック とは?

鮮やかなピンク、彩度の高いブルー、ビビットなパープル……、昨年アメリカでも人気だったユニコーンカラ―をモチーフにしたフードは、「見た目はいいけど体に悪そう」という印象を持つ人も多かったのではないでしょうか。アメリカといえば、思い起こされる派手なカラ―のカップケーキも、人工着色料にそのままにつけ込んだようで、なんとも不健康そうですよね。しかし“派手カラ―=体に悪そう”という食べ物への一般的な認識が、ここ数年で大きく変わろうとしています。それは最近のスーパーフードのトレンドからも垣間見えます。自然のパワー溢れるグリーンが鮮明なモリンガやエキゾチックなイエローを持つターメリック、そして深みのあるパープルのマクイベリーなど、調合されたように美しい色彩でテーブルに華を添える食材たち。その中でも特に目を引く独特のカラ―を持つのが、ブルーマジックです。ヘルシー派の女性たちの間では新常識になりつつあり、SNSなどでも驚くほど真っ青なスムージーなどが注目を集めているのです。今アメリカで最も“不健康そうな健康食品”ブルーマジックについてご紹介します!

ブルーマジックって何?

話題のブルーマジックを知るには、まずそのベースとなるブルーグリーンアルジーについて触れる必要があります。ブルーグリーンアルジーは藍藻の一種で、それ自体は深い緑色をしているのが特徴です。最近になって人気を集めているスピルリナもブルーグリーンアルジーの一種。

ブルーグリーンアルジーの中でも特にLA(ロサンゼルス)で人気を集めているのが、アメリカのオレゴン州にあるアッパークラマス湖で採取された天然の「クラマス・ブルーグリーンアルジー(別名AFAブルーグリーンアルジー)」です。さまざまな種類がある中で、クラマス・ブルーグリーンアルジーの魅力の一つが、その採取元であるクラマス湖。現在スピルリナなどの藻が培養されるのは、多くの場合が人工的に作られた池であるのに対して、自然の湖であること。大自然のクラマス湖が作り出す100%天然のスーパーフードがクラマス・ブルーグリーンアルジーなのです。しかもこのアッパークラマス湖に流れ込むのは、聖なる山としてアメリカでも絶対的な人気を誇るマウントシャスタの地下水や雪解け水。標高1200mのマウントシャスタから長い年月と時間をかけてゆっくり染み出し、蓄えられた美しい湖の中で、ブルーグリーンアルジーは育っていくのです。マウントシャスタの麓に位置するクラマス湖周辺は、標高も高く一年を通して雨が少ないことから、紫外線に晒される時間も長く、その中で育まれるブルーグリーンアルジーに特に高い抗酸化作用が培われていきます。

強力な抗酸化作用の成分は、「スピルリナ」を含めブルーグリーンアルジー全般に共通する豊富な栄養価の一部ですが、ブルーグリーンアルジーに含まれる「フィコシアニン」も抗酸化作用を促す立役者といえます。そしてまさにこのフィコシアニンがブルーマジックの正体なのです。スピルリナなどブルーグリーンアルジーからフィコシアニンのみを抽出したものを「ブルーマジック(Blue Majik)」と呼び、目にも鮮やかなブルーの色素を持っています。SNSを賑わす真っ青なスムージーやスイーツの謎めいた色の秘密はそこにあったわけですね。しかし、驚くのはその色だけではなく、フィコシアニンの抗酸化作用。実にビタミンEの約16倍といわれており、エイジングケアに効果が期待できることから今注目の成分でもあるのです。

魔法のような栄養価

スピルリナをはじめとするブルーグリーンアルジー、そしてその抽出成分であるブルーマジックには、強力な抗酸化作用以外にも、豊富な栄養価が備わっています。

ビタミンB12を含む各種ビタミン類

美肌をつくるといわれているビタミンB群が一度に摂取できるのは、忙しい女性にとっては特に嬉しいですよね。そして注目すべきは、ビタミンB12。ビタミンB12は本来動物性食品にしか含まれない成分ですが、植物でもあり動物でもあるブルーグリーンアルジーにはしっかり含まれています。特にベジタリアンの方は摂りにくい成分ですが、脳の働きをサポートし、睡眠の改善を促す重要な栄養素でもあります。

良質なタンパク質

タンパク質を主成分としており、その含有量は60%以上。20種類のアミノ酸から構成されるタンパク質ですが、15~18種類以上を含有しています。加えて、体内で合成できない9種類全ての必須アミノ酸を含んでいるため、食事で摂取する必要がある必須アミノ酸を一度に摂ることできる優秀なタンパク質源なのです。

オメガ6系脂肪酸

オメガ6などの不飽和脂肪酸を含有しているため、血中コレステロールの低下や肥満予防などダイエット効果も期待できるとのこと。さらにアレルギーのある方にとっても症状の緩和が期待できそうです。

“恋愛物質”フェニルチルアミン

集中力が増す、ストレスを軽減してくれるというフェルチルアミン。別名“恋愛物質”ともいわれており、ときめきを感じたときに分泌される成分だそう。楽しい気分にしてくれ、メンタルケアにも効果を発揮してくれるのです。

最大のメリットは、これらバランスの取れた栄養成分を効率良く体内に吸収できることです。細胞壁が非常に柔らかいため、豊富な栄養素をしっかりと体内で消化・吸収でき、その吸収率はなんと90%以上といわれています。栄養価そのものが高いだけでなく、それらを体内にちゃんと運んでくれる優れた食品なのです。

SNS映え確実な幅広いアレンジ

優れた栄養価と吸収性を誇るブルーマジックですが、やはりここまで注目されている大きな理由の一つは、その鮮やかなコバルトブルーの色合いでしょう。パウダータイプが一般的で料理にもアレンジしやすいことから、スムージーをはじめ、さまざまなドリンクや料理の中に、その華やかな青色が顔を出し、SNSを賑わせています。

いつものヨーグルトやスムージーにほんのひと匙加えるだけで、栄養価も見た目も格段にアップ!

 

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定番ココナッツウォーターにブルーマジックを。テーマカラ―のあるパーティーフードにも活躍しそう。

 

鮮やかなブルーカラーのドーナッツは目が釘付けになってしまいそう。

 

人工着色料なしで、インパクト大のドーナツ、カップケーキ、アイスクリームが完成。「これぞアメリカ!」という派手な色ですが、実はヘルシーに仕上げることも可能というのは、嬉しいですね。

ケーキもデコレーションしているクリームも全てブルーのカップケーキ。

 

爽やかな色合いでついつい手が伸びそうなアイスクリームバー。

 

色を見なければ、入れていることすら気づかないほど味への影響はないようです。何よりもこのキレイなブルーにはついつい目を奪われます。日本でもAmazonなどで簡単に購入することができますので、簡単なスムージーなどから取り入れてみるのもいいかもしれません。

遊び心を持つ余裕を

アメリカのフードトレンドは日本とはまた一味違う面白さがあります。特にその独特な色使いも大きな特徴。常識を覆すようなアイディアでいつも溢れているのです。今回のブルーマジックも一般的な観点から見てしまうと、寒色のため食欲減退カラ―かもしれません。でも不思議なことに、一度目にすると「どんな味かしら?」と興味を持ってしまうほど、印象深く記憶に残ります。SNSでは、真っ青なブルーに派手なピンクを組み合わせたスイーツなど、あっと驚くアイディアは留まるところを知りません。きっと、そのような遊び心こそが、ヘルシーライフを楽しむコツなのかも。モノの見方も自分へのルールも、「こうでなくては!」と思い込み過ぎしまっては、息苦しいはず。食べることも運動することも、ストイックになり過ぎずに、遊び心たっぷりに楽しむことが、本当の意味でのヘルシーライフへの近道なのかもしれませんね。明日からの食事に爽やかなサムシングブルー、いかがでしょうか?

出典

https://www.wellandgood.com/good-food/spirulina-blue-majik-instagram-inspiration/slide/3/
http://www.insidethegem.com/blue-majik-superfoods/
https://thethirty.byrdie.com/blue-majik
https://www.blenderbabes.com/articles/blender-babes-loves/e3live-superfood/health-benefits-why-you-should-buy-e3live-blue-green-algae-superfood/

この記事を書いたライター

東京でファッション誌の編集・ライターとして活動後、渡米。LAではセレクトショップのバイヤーに。妊娠、出産を機に退職した後はフリーランスのライターとして活動再開。Newスポットの探索、本屋巡り、図書館でお籠り、ハワイへの逃避行が大好き。娘の笑顔とアイスクリームさえあればとりあえず幸せな30代女子です。

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