ビーグレンラボからのお便り vol.2 ビーグレンを生んだ、愛のストーリー ビーグレン ラボからのお便り ビーグレン

ビーグレンを産んだ、愛のストーリー

ビバリーグレンラボラトリーズ中央研究所の河合美保です
前回は、ビーグレンの根幹となる浸透技術QuSome®(キューソーム)が、本来は、ラボ(研究所)のなかで医療技術として研究されていたことをお伝えしました。
今回は医療技術として生まれたQuSome®が、化粧品に使われるようになったきっかけについて、ラボからお客様へ、お届けしたいと思います。

夫婦愛が産んだ美容液

ビーグレンの研究開発最高責任者であるブライアン・ケラー博士にとって、化粧品は当初、研究の対象ではありませんでした。ケラー博士が自らの浸透テクノロジーを化粧品に応用しようと思いついたのは、まったくの偶然からでした。

once upon a time

ある日、自分の妻アンジーが目元や口の周りのしわを気にして、 朝晩、長い時間をかけてお手入れしている姿を見たケラー博士は「妻が使っている化粧品は、どんなものなのだろう」と興味を持ちました。
ある晩、彼女が使っていた乳液やクリームを手に取り、ラベルに書かれている成分表を見て、彼はすぐに、あることに気がつきました

「これじゃあ、肌には浸透しないな」

「使ってもあまり意味がないかもしれない」

それを聞いたアンジーは、長年続けてきた自分のお手入れを否定されたような気持ちになり、少しムキになって言いました。

「そんなことはないわよ!つけた翌朝はお肌はしっとりするし、つけ忘れた時なんか、小じわが増えて大変なんだから」

ケラー博士は言いました。

「それはそうだろうね。化粧水だ、乳液だ、クリームだと塗って肌をこれだけカバーすれば、保湿効果はあるはずだから」

実際にアンジーが使っていた化粧品には、コラーゲン、ヒアルロン酸、ビタミンCなど、肌に効果があるとされる成分がたくさん使われていました。 しかし、その成分の大半は、水には馴染んでも、脂には馴染まない成分ばかり。そのままでは、脂で覆われた人の肌からは浸透しにくく、 必要な成分が届かないことは容易に予測できたのです。

ケラー博士は翌日、早速自分のラボで、自身が研究する医療レベルの浸透テクノロジーを使い、治療薬の代わりにビタミンCを配合して美容液のようなものを作ってみました。

c serum

そして、それを家に持ち帰ると「1週間だけ試してみてほしい」とアンジーに頼んだのです。

茶色い薬の瓶に入ったその液体を見た時、アンジーは怪訝な顔をして言いました。

「こんなもの顔につけて、本当に大丈夫なの?」

しかし、翌朝、鏡を見ながら笑顔を抑えても抑えきれないと言った表情をしている妻を見て、ケラー博士は 試作した「美容液」が成功だったことが分かりました。

初めて使う時にはあれだけ「臭いが嫌い、つけ心地が悪い」と文句を言っていたアンジーでしたが、数日後には、鏡に映る自分の顔をながめながら、嬉しそうにこう言ったのです。

「お友達に、『美容外科でプラセンタかヒアルロン酸打った?』って聞かれちゃった!」

今も変わらないコンセプト

これが、記念すべきビーグレンのビタミンC美容液「Cセラム」の第一号です。その後もケラー博士は、愛する妻のために、シワやたるみに効果がある成分に、 自分の浸透テクノロジーを施した化粧水やクリームを次々と作りました。 これが、現在のビーグレンの製品の原型です。ビーグレンの基本的なコンセプトはこの時から変わっていません。

「肌に効果をもたらす成分を、浸透技術を使って肌の奥まで届ける」

ただそれだけなのです。

……こう書くと、とてもシンプルですね。でもこのシンプルですが、力強いコンセプトを守り続けてきたおかげで、今では、ブライアン・ケラー博士の妻アンジーだけではなく、もっと大勢の人々へとビーグレン製品を届けることができるようになりました。

Cセラム
ビーグレン

次回は、スキンケアの基本である「うるおい」は自分で作り出せる、ということについて、お伝えします。うるおいを自分で作り出す方法を知りたい方は、どうぞお楽しみにお待ちください。

プロフィール

ビバリーグレン ラボラトリーズ中央研究所所長河合美保

幅広い化粧品の処方開発経験を経て、大手企業のコスメブランドに数多く携わる。

「流行に左右されることのない、本当に効果の実感できる化粧品づくり」をモットーに、日々新しい製品を企画しています。

河合美保

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