パラオキシ安息香酸エステルの略称で、多くの化粧品類に防腐剤として添加されている。
パラベンは、原則として3年間の品質保証期間が必要であるという「薬事法」上、使わざるを得ない。パラベンは、フェノール、クレゾール、サリチル酸などと同じように、防腐・抗菌効果があるが、人によっては接触性皮膚炎を起こし、飲み下すとむかつきや嘔吐、酸性症、薬物、発疹、肝炎などを起こすといわれている。パラベンは「表示指定成分」といわれ、薬事法で「アレルギーなどの皮膚障害を起こす恐れのある物質」として表示が義務づけられている。
パラオキシ安息香酸エステル類(パラベン)の安全性については数多くの試験が行われており、メチル・エチル・プロピル・ブチル等のエステルについては、その毒性の低いことが知られています。4種類のエステルをラットに0.9から1.2g/kg/日投与した場合、96週間の長期にわたっても中毒現象は何らみられませんでした。
また、犬に1.0g/kg/日を1年間投与しても、中毒現象は現れません。このいずれの場合でも、血液障害をはじめ腎臓・肝臓・心臓・肺臓・脾臓・膵臓などに病理的な変化はないことが明らかになっています。
一方、人体の皮膚に塗布した場合は、5%以下の濃度ではどのエステルも刺激を生じることはなく、反復塗布してもなんら悪影響はありません。このほか種々のテストの結果、パラオキシ安息香酸エステル類があらあゆる分野で安全性に使用されえることが確認されています。
上野製薬(株)の資料より