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首を見ると年齢がわかるといわれています。首はメイクでカバーできない分、素肌が勝負!だからこそ、首にしわが一本あるかないかで見た目の印象がかなり変わってきます。首のしわは気になるけれど、顔のスキンケアの延長として、クリームを塗るだけという方も多いのではないでしょうか?今回は、スッキリとした美しいネック&デコルテのための、意外と知らない首のしわの予防とケア方法についてお伝えします。

どうして首に「深いしわ」が出来てしまうの?

顔よりもデリケートな首の皮膚

首は体の部位のなかでも特に重い頭部を支えています。めまぐるしく動く表情に合わせて、顔を前後左右に動かすのはもちろん、活動しているときだけではなく、横になって寝ている間にも、首には常に負荷がかかっています。そんな運動量の多い首ですが、その皮膚はなんと顔の皮膚の1/2から2/3ほどの薄さしかありません。首の皮膚は顔よりもはるかにデリケートといえるでしょう。

首のしわの三大原因を知って、その対策を取り入れよう!

首のしわの原因は大きく分けて三つあります。この三大原因を理解して、毎日の生活にその対策を取り入れましょう。

【首のしわ三大原因とその対策】

原因その一:年齢を重ねるとともに肌の弾力がなくなる
対策その一:首は顔の皮膚と比べてデリケートであることに加えて、年齢を重ねるごとに、コラーゲンが減少し肌の弾力がなくなります。肌の弾力がなくなるとしわが出来やすくなってしまいます。首の肌にも弾力を失わせない、顔の肌と同じようにエイジングケアを取り入れるようにしましょう。

原因その二:紫外線の影響
対策その二:光老化と言われるように、肌を老化させる一番の原因である紫外線も、肌の弾力成分を劣化させ、しわを出来やすくします。顔は日焼け止めを塗っていても、首にはうっかり塗り忘れていませんか?首にもしっかり紫外線対策をしましょう。

原因その三:姿勢や行動などの癖
対策その三:普段の姿勢や行動の癖も首のしわの大きな原因になります。ここで、次のような首にしわを刻む癖がないか確認してみましょう。

  • 自分に合った枕を使っていない
  • 姿勢が悪く、猫背気味で下を見ていることが多い
  • 机に向かうと頬杖をつくことが多い
  • スマホばかり見ている

思い当たる癖がありましたか?人生の三分の一の時間を費やす睡眠、枕の高さが合っていることはとても大切。高過ぎる枕はあごが下がり、皮膚がよれて、しわが出来やすくなります。だからといって、枕を使わずに寝るということも、あまりおすすめできません。枕なしで横になると、頭を無理に後ろに反らせたような状態になるため、首や体に負担をかけてしまいます。立っているときの姿勢と同じように、自然に首を伸ばした状態をキープできるのが理想です。枕の専門店で、一度自分に合う枕を探してみるのもいいでしょう。

もちろん、起きているときの姿勢も重要であるのはいうまでもありません。首を前に突き出す姿勢や猫背が続くと「胸鎖乳突筋」という首の前側の筋肉が縮んで硬くなり、首の横のしわをつくる原因となります。「スマホを見るときは高い位置に持って見る」「デスクワークの時は前かがみにならないように気をつける」「頬杖をつかない」「猫背にならないように意識する」など、常に美しい姿勢を保つように心がけましょう。

首のしわをつくらせないマッサージとストレッチ

首にしわができないよう、原因に応じた対策を行うとともにマッサージやストレッチを毎日のスキンケアに取り入れるようにしましょう。

「胸鎖乳突筋」はどこにある?

首の薄い皮膚に負担をかけ、たるみやしわをつくらせないように、若々しくはりのある肌のためにはスムーズな血流が不可欠です。老廃物を滞らせないようにリンパマッサージを行います。こって硬くなった首の筋肉も同時にほぐしていきます。まずは、しっかりほぐしたい「胸鎖乳突筋」の位置を確認しましょう。では、顔を僅かに横に向けてみましょう。首を斜めに走る筋が胸鎖乳突筋です。耳の後ろに出ている骨の「乳様突起」から鎖骨に向かって出ている筋がわかりますか?

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胸鎖乳突筋が確認できましたか?それでは、ここを中心に、首のマッサージをしていきましょう。

首のしわをつくらせないマッサージ

滑りを良くして肌に負担をかけないように、マッサージクリームやジェルなどを使用するとマッサージが行いやすくなります。ここではQuSomeリフトを使用します。1プッシュを手のひらにのせ、首にのばします。

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あごの下に左手の四指(親指を除く)を添えて、あごの下から右耳の後ろまでフェイスラインに添って四指を引き上げます。その後、耳の後ろから鎖骨まで滑らせます。反対も同様に行います。

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両手の四指で、あごから耳の前まで引き上げるようにスライドさせます。その後、指全体で胸鎖乳突筋を挟み込むようにして鎖骨まで滑らせます。

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指全体で鎖骨の下を、脇に向かって滑らせるようにマッサージします。

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脇には大きなリンパ節があり、フィルターのように老廃物をろ過してくれます。ここにしっかり流し込むように意識すると、鎖骨や脇のもたつきがスッキリし、美しいデコルテがつくれます。リンパマッサージは筋肉を揉み解すマッサージではないので、老廃物を押し流すイメージで優しく流すような手の動きでOKです。

硬くなった首の筋肉をほぐすストレッチ

次に、硬くなった首の筋肉をほぐすストレッチをご紹介します。座ったままで行うことができますので、前かがみの姿勢が続く仕事の合間など、思いついた時にやってみてください。

上を見上げて、あごを突き出します。このとき首の前側がしっかり伸びていることを意識します。

そのままの姿勢で口をできるだけ大きく開け、そして、ゆっくり閉じます。首の筋肉が、口を開く時に緩み、閉じる時に伸びることでストレッチになります。

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首のしわは年齢に関係なく、ケア次第で大きく「差」が出るところ。スキンケア、マッサージとストレッチ、普段からの姿勢など、それぞれを意識して、しわのない伸びやかな首・くっきりとした鎖骨を手に入れましょう。羨望のネック&デコルテ美人も夢ではありません。

 

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この記事を書いたライター

Dermatherapist

エステティシャンとして美容に関わりながら、肌を美しく保つには内側からのアプローチが必要と感じ、植物の力でホメオスタシスを整えるアロマセラピーを勉強しました。私自身、その日の肌をよく見るようにしています。肌の変化を早めにキャッチしてケアをすると、肌はすぐ応えてくれます。肌、心、体を慈しむためのサポートをさせていただきます。

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