トーニャさんと、スタッフのクリスチャンさん。眉に関する質問に何でも答えてくれます。

トーニャさんと、スタッフのクリスチャンさん。眉に関する質問に何でも答えてくれます。

顔の印象を大きく左右する目元。アイメイクに力を入れている方は多いかもしれませんが、さらにカリフォルニアの女性たちがこだわるのがアイブロウ(眉)メイクです。ここ、LA(ロサンゼルス)では眉専門のアイブロウサロンも多く、それだけ関心が高いことがうかがえます。今回は、さまざまなセレブリティの眉を手掛けるアイブロウアーティストのトーニャ・クルークスさんに、アイブロウメイクのいろはを伺いました。お邪魔したのは、ビバリーヒルズにあるトーニャさんのアイブロウサロン「ブロウギャル」です。

人気のショッピングスポット、ビバリーセンターに近い隠れ家的サロン。

人気のショッピングスポット、ビバリーセンターに近い隠れ家的サロン。

クライアントには、女優のグウィネス・パルトロウやミーガン・フォックス、エヴァ・メンデスなどのハリウッドスターも多く、人気のトーニャさん。出張による施術のかたわら、サロンでは15分おきにアポイントが入っているほど多忙ながら、とても気さくで、サロンを訪れる女性一人一人に丁寧に話しかけていました。

明るくフレンドリーなトーニャさん。ファンが多いのも頷けます。

明るくフレンドリーなトーニャさん。ファンが多いのも頷けます。

「アイブロウメイクで最も大切なのは、左右のバランス。でも、誰も最初から完璧に左右均等な眉の形を持ってはいません。もちろんセレブリティだって!それをできるだけ近づけるのが、私の仕事です。そして、私は基本的にその人自身の持つ眉の形を活かします。毛量の多い部分はきれいに整えて、少ないところはメイクアップで補いながら、眉毛が生えてくるのを待つ。時間はかかりますが、元の眉を理想の眉の形に近づけていくのです」と、話すトーニャさんは、クライアント自身の眉の形と顔の筋肉の動きを見ながら、一人一人に合わせた施術をしているそうです。

私の場合は、向かって右の眉は高低差があまりないのに対し、左はシャープな眉山と細い眉尻でアンバランスになっていました。そこで、右の眉はすこしシャープに、左の眉は眉山の高さを抑えて左右の形を近づけるよう整えてもらうことに。さらに、まばらな眉の濃さをより均一に見せるため、アイブロウティント(眉のカラーリング)も合わせて行っていただきました。

before:毛流れが一定でなく、ぼさぼさな印象。毛量も多いところと少ないところに差があります。

before:毛流れが一定でなく、ぼさぼさな印象。毛量も多いところと少ないところに差があります。

シェイピング:自眉の形を整える

眉のアウトラインを描いて、そこからはみ出た余分な眉毛を処理します。使用するのは、ワックスとツィージング(毛抜き)。アメリカではメジャーな、スレッディングという方法に比べて、眉の繊細な形を細かく調整しやすいため、この方法を取っているそう。さらに、ワックスに使用するのはトーニャさんオリジナルのフォーミュラ。肌ダメージをできるだけ軽減するために、複数のエッセンシャルオイルを配合して作られています。温かくやわらかいテクスチャーで、ほんのりハーバルな香りのするフォーミュラを塗り、数分置いて乾かして、痛みを感じる間もなく、あっという間に脱毛が完了。残りの細かい毛を毛抜きで整えて、完成です。

フラッシュティント: 眉を色づける

整った眉をさらにレベルアップするのがこのアイブロウティント。“ティント(色づける)”という言葉の通り、あくまで自眉のカラーを活かしつつ、ほんのりメイクアップした状態に近づけるというものです。髪の毛のカラーリングと大きく異なるのは、使用するカラー液です。トーニャさんのサロンでは、肌への刺激が少ない植物由来の染料を使用しています。それでいて、短時間で色づくことから“フラッシュティント”と呼んでいるそう。眉毛に塗って、数分置き、さっと拭き取って完了です。

after:ばらばらだった毛流れが均一になり、眉の左右の形のバランスが良くなりました。さらに、フラッシュティントで眉の色味が真っ黒から焦げ茶になり、薄付きのメイクをしているような仕上がりに

after:ばらばらだった毛流れが均一になり、眉の左右の形のバランスが良くなりました。さらに、フラッシュティントで眉の色味が真っ黒から焦げ茶になり、薄付きのメイクをしているような仕上がりに。

さらに、バランスのとれたアイブロウメイクのポイント2つを教えていただきました。

■小鼻の外側から真っすぐ上に伸ばしたところから眉頭がスタートするように
■小鼻の外側から、目尻、眉尻が一直線上になるように

この逆三角の黄金比が、左右のバランスの良い眉の形を作る基礎。あとは、自身の持つ眉の形や好みに合わせて、眉山と眉の太さを調整します。

眉のメイクアップに特化したトーニャさんオリジナル商品を使って、レクチャー。

眉のメイクアップに特化したトーニャさんオリジナル商品を使って、レクチャー。

サンフランシスコ出身のトーニャさんが、LAへ拠点を移したのは2000年。メイクアップアーティストとしてキャリアを積みながら美を追求した結果、たどり着いたのがアイブロウメイクの重要性だったそうです。

「私はアートを勉強していたことがありました。アートもまた構図のバランスに美が潜んでいて、そのセオリーをアイブロウメイクにも応用しているのです。また、私はヘルシー志向なので、できるだけナチュラルなものが好き。グリーンジュースも毎日飲んでいるのですよ!(笑)美と健康は繋がっていると思うのです。眉もあくまでその人のもつ良さを活かした自然な仕上がりにしたかったので、今のようなスタイルに行きつきました。これからの目標は、私が施術しなくても、誰もが満足できる自眉を手に入れられる環境をつくること。施術を受けた方が、自分で眉のお手入れをできるようになるのが最終的なゴールです」

施術後は、自分でのお手入れはしばらく避けて、一定期間はサロンでのお手入れをすると良いと話すトーニャさん。なぜなら、自眉の形を毎回同じように整えられることで、それまで毛量の少なかった部分や欠けてしまっていた部分が少しずつ生え揃い、最終的に自眉そのものがバランスのある形に近づくから。アイブロウメイクの極意は、自分自身の眉毛をしっかり労り、育てていくことにあるのだということ学びました。

素肌ケアやまつ毛ケアなど、すっぴん力を高めるためにできることはいろいろありますが、アイブロウケアもまた大きなポイント。そのケアをすでに始めている女性が多いのも、ナチュラル志向の高いカリフォルニアならではのことかもしれません。まずは自分の素顔を鏡で見ながら、自分に合った理想の眉を今一度見直してみてはどうでしょうか?

取材協力

The BrowGal by Tonya Crooks
https://thebrowgal.com

この記事を書いたライター

Writer

東京・LAでの出版社勤務ののち、フリーランスのライターに。中米コスタリカの常夏ビーチリゾート地でのスペイン語学習+バケーション+時々仕事の生活を経て、再びLAにて活動中。屋外ワークアウトが最近のお気に入り。ハイキングや公園&ビーチヨガをリフレッシュと体型維持のために続けています。

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