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乳がんから大切な人を守りたい 特別対談インタビュー Vol.6

ビーグレンは「世界中の女性をハッピーにしたい」という想いから、美しい素肌へ導くスキンケア製品をお届けしています。

「乳がん」の罹患率が急増している昨今、ビーグレンの大切なお客様や、お客様にとっての大切な人がいつまでも美しく健康で、笑顔でいてくれることが、すべての人のハッピーな気持ちにつながるという考えから、昨年よりピンクリボン活動をスタートいたしました。

ビーグレンのピンクリボン活動の一環として、湘南記念病院かまくら乳がんセンターのセンター長、土井卓子医師をお招きして「乳がん」に関する正しい知識、および最新の医療事情などについてのお話を、7回のシリーズでお送りしています。

野口奈津子(以下、野口):土井先生、今回は、乳がん検診に行った際、実際にどのような検査をするのかなどを詳しくお話を伺いたいと思います。

土井卓子先生(以下、土井先生):はい。まず、ひとくくりに「乳がん検診」と言っていますが、検診にはいくつか種類があります。日本の場合、「住民検診」「職域検診」「ドック型検診」に分かれていますが、一般的に検診というと、この「住民検診」を指していることが多いですね。

野口: その住民検診では、どのようなことをするのですか?

土井先生:マンモグラフィーで乳房をX線撮影すること、そして視触診を行います。日本では1987年から視触診の検診が制度化され、行われてきました。でも、それだけでは乳がんによる死亡率が下がらないということがわかってきたので、2000年から50代以上の方を対象に、マンモグラフィーを加えた検診が行われることになりました。その後2004年になって、40代の人も含めることになり、今の体制になっています。

野口:その年齢層の方に検診をおすすめしているのには、やはり罹患率が一番高い時期だからなんですか。

土井先生:はい。現在は40歳を過ぎたら、1年おきにマンモグラフィーを受けていただくようおすすめしています。40代ではまだ乳房に厚みがあるので、横からと上下から2方向のレントゲンを取ります。50代以上になると乳房が脂肪化してくるので、基本的には1方向でいいですね。

マンモグラフィー1方向

右乳房

右乳房

左乳房

左乳房

マンモグラフィー2方向

右乳房

右乳房

左乳房

左乳房

野口:自己触診や視触診だけでなく、マンモグラフィーをするメリットはどんなところでしょうか。

土井先生:よく「触ってみるだけではダメなんですか?」というご質問をいただくのですが、視触診でも、0.15%くらいの乳がん発見率があります。胃がんに関しては、バリウムを飲む検査でも0.14%くらいの発見率ですし、大腸がんも0.15%くらいです。ですから、視触診だけによる乳がんの検診は、胃がん、大腸がんの検診にそんなに劣るわけではないんですね。でも、マンモグラフィーはもっと発見率が高くて、0.3%くらいの乳がん発見率があるんです。

野口:触るだけではわからない、しこりになる前の乳がんを発見できるということですね。

土井先生:乳がんにはもちろんしこりとして触れないものもありますので、視触診で触れるようになって初めて発見できるのでは、少し遅いということもあります。マンモグラフィー検診ですと、50歳以上の方は23%、40代でも17%死亡率が減ります。それだけ死亡率を下げることができる検診というのは、他にはありません。

野口:住民検診は自治体が全額、もしくは一部の費用を負担してくれますから、ぜひとも受けていただきたいですよね。でも、住民検診には、エコー(超音波)による検査が含まれていませんね。小さな腫瘤を見つけるには、エコーの方が発見しやすいとお聞きしたことがあるのですが、エコーによる検査を希望する場合は、どのようなオプションがありますか?

土井先生:職域検診やドック型検診の場合は、健康保険組合、もしくは個人の負担になりますが、エコーやMRIによる検査をご希望により加えることができます。マンモグラフィーでは、がんは白く見えるんですね。年齢がお若いと乳腺がしっかりしているので、白く写る乳腺の中に、白く写るがんを探そうとしても、非常に見つけにくいんです。ですから、30代、40代の若い方でしたらぜひエコーも合わせていただくと、発見率は上がると思います。

野口:日本ではこれら住民検診、職域検診、ドック型すべてを足しても、まだ受診率が24%くらいしかないのが現状なのですよね。私どももこの間イベントでお客様に「乳がんの検診を受けていらっしゃいますか?」とお聞きする機会があったのですが、やはり3割くらいの方だけでした。

土井先生:そうなんです、とても低いですよね。検診が無料で受けられるクーポンを宛名付きでお送りしているというお話をしましたが、40歳の方にだけ、子宮がん検診のクーポンも一緒にお送りしています。すると、それをもらった人が子宮がん検診に行って、婦人科の先生に乳がんの視触診もしていただきながらマンモグラフィーも行くようにすすめられて、乳がんの検診も受けるという流れにつながったようなんです。乳がん検診のみのクーポンをお送りした場合よりも、受診率が上がりました。

野口:子宮がん検診のついでに乳がんもという方が多いというのは、いきなりマンモグラフィーのために外科の病院や健診機関に行くというのは、敷居が高いと感じてしまっているということでしょうか。あとは、仕事や子育てに忙しく、自分の身体になかなか気が回らないということもあるかもしれないですね。

土井先生:でも奥様だったりお母さんって、自分が健康で楽しそうにしていないと、家族みんなが楽しくなくなってしまう、とても重要な存在ですよね。また、自分が健康で初めて、家族みんなのお世話ができるので、まずはご自分の健康を大切にするということが、家族を大切にすることなんだということをわかっていただきたいですね。

野口:乳がんを患ってしまったら、家庭全体の生活が一変しますよね。

土井先生:そう。だから検診に行くそのちょっとの手間を、先のことを考えたら、今やっておいた方が確実にいいんです。

野口:ご家族からも、どんどん検診に行くようにすすめていただきたいですね。ご主人様が「行ってらっしゃい」とすすめたり、お子さんが「お母さん行って」と言ってくださることが、行くきっかけになりますし、それが愛情ですよね。

土井先生:そうですね。それから、2年に1回行っていれば安心ということではなくて、乳房はせっかく自分で触れる臓器なので、月に1回くらいは自己触診をする習慣を持って、それで特に異常がなければ、2年に1回検診に行くようにするといいですね。

野口:先生ありがとうございました。次回は、精密検査と治療についてお話を伺いたいと思います。

(文:スタッフライター 石山園子)

【ビーグレン・ピンクリボン活動】
http://www.bglen.net/pinkribbon/

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