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乳がんから大切な人を守りたい 特別対談インタビュー Vol.2

ビーグレンは「世界中の女性をハッピーにしたい」という想いから、美しい素肌へ導くスキンケア製品をお届けしています。

「乳がん」の罹患率が急増している昨今、ビーグレンの大切なお客様や、お客様にとっての大切な人が、「いつまでも美しく健康で、笑顔でいてくれることで、ハッピーな気持ちでいることができる」という考えから、昨年よりピンクリボン活動をスタートいたしました。

ビーグレンのピンクリボン活動の一環として、湘南記念病院かまくら乳がんセンターのセンター長、土井卓子医師をお招きして「乳がん」に関する正しい知識、および最新の医療事情などについてのお話を、7回のシリーズでお送りしています。

野口奈津子(以下、野口)先生、今回は海外と日本の乳がんへの意識、検診システムの違いなどについてお話をお伺いします。

土井卓子先生(以下、土井先生)それではまず、こちらの表をご覧ください。乳がん検診「マンモグラフィー」の受診率なんですが、オランダやアメリカは80%を超えているでしょ。お隣の韓国でも61.2%も受診率があるのに、日本は25%にも満たないんですね。

世界各国のマンモグラフィー受診率

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野口:とにかく日本はとても受診率が低くて、私どもビーグレンをはじめ、さまざまな企業や団体がピンクリボン活動などを通して一生懸命呼びかけているのですが、それでもまだ、なかなか受けていただけていないのが現状なんですね。その呼びかけ方は、どの国も同じなんですか?

土井先生:そこが違うんですよね。たとえば韓国は、検診制度ができたのが比較的最近で新しいのですが、一斉にみんな受けていらっしゃるようなんですね。

野口:私が以前アメリカに住んでいた時に感じたのは、「マンモグラフィー」を受け始めるのに、40歳という年齢がすごくキーになっていたように思います。

土井先生:はい、基本的にアメリカでは、40歳なるとお医者様から受けるように促されるようです。また、ご家族に乳がんの人がいた場合には、もう少し早い段階からマンモグラフィーをすすめられるんですね。それが当たり前のようになっています。

野口:健康保険のシステムにも違いがあるからかもしれないですね。アメリカでは、ほとんどの保険プランに、1年に一度の健康診断が含まれているので、毎年健康診断に行くことが流れになっているのかもしれないですね。

土井先生:日本では5年前から今年まで、受診率を上げるために、検診を無料で受けられるクーポンを配っています。40歳から、45、50、55、60歳の方たちに配ったのですが、実際どのくらい使われていると思いますか?

野口:1割とか2割程度でしょうか……。

土井先生:そうです、17、18%くらいなのです。

野口:宛名付きで無料クーポンまでお送りしても、そのくらいしか受けてくださらないんですね。

土井先生:でも、じゃあクーポンの意味があまりないのかというと、クーポンがない時は、例えば40歳では1400人ほどの方しか受けてくださらなかったのに、クーポンがあると7500人もの方が受けているんですね。(※横浜市の場合)

野口:利用率がたとえ20%程度しかなくても、5倍もの人が受けていることを考えると、意味は大きかったということですね。

土井先生:はい、そう思います。私は、乳がん検診を受けにきた方に、「何がきっかけで受けましたか?」という質問をしているのですが、7割くらいの方が「○○さんにすすめられて」とおっしゃるんですね。

野口:つまり、すすめてくれる人がいないと、大事だとわかっていてもなかなか皆さん行かないわけですね。私たちは、ビーグレンのお客様に、毎日のスキンケアが将来の肌に大切だということと同じように、定期的な乳がん検診の大切さを伝え、すすめていく存在にならなくてはいけないですね

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土井先生:はい、そういうことがとても大切なんですね。乳がんに興味を持ってくださる方が一人でも増えることは、とてもうれしいことです。

野口:その方がまた別の方にすすめてくださり、そこからまたつながるんですね。

土井先生:今度は、「なぜ行かないんですか」というご質問をすると、「面倒くさい」「マンモグラフィーは痛そう」、あるいは「どこで受けられるのかがわからない」など色々なお答えがありますが、一番多いお答えが「自分は乳がんだとは思わない」というお答えなんですね。

野口:でも、「検診は大切だと思いますか?」というご質問には、88%もの方が「大切なことはわかっています」と答えているそうですね。わかっているけれど、なかなか行動が伴ってこない。

土井先生:そう。どうしたら受診率が上がるだろうということで、私は6つの大学を周って講義をしてみました。すると、最初は行かないと言っていた人たちが、アンケートを取ってみると、講演後に意識が変わるんですね。ですから本当は、もっと早い中学生、高校生のうちから教育をしてあげることが大切なのだと思っています。

野口:確かに乳がんの検診に行くべきというお話は、学校では教わったことはないですよね。受診率の高い国では、子どものうちから教育をしているみたいですね。お母さんも子どもに「ちゃんと行くのよ」と伝え、子どももお母さんが検診に行くのを見ているんですね。

土井先生:若いころから行くのが当たり前だと思っているので、そういう国は80%もの方たちが検診を受けていらっしゃるということなんですね。

野口:知っていれば行動に起こせることも、知らないからしないというのが理由にあるのであれば、やはり教育が必要ということですよね。日本でも、子どものころから教育していくことを広げていきたいですね。土井先生、ありがとうございました。次回は、乳がんの早期発見がいかに重要かについてお話を伺いたいと思います。

(文:スタッフライター 石山園子)

【ビーグレン・ピンクリボン活動】
http://www.bglen.net/pinkribbon

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