今LAで話題の“陶芸”で、インナービューティーを磨く

忙しい日常から解放されて、リフレッシュし、リラックスしたいとき、皆さんは何をしますか?スポーツで汗を流したり、スパやマッサージに行ったり、女友達とお茶をしながらガールズトークに花を咲かせたり。いろいろな方法があると思いますが、今、ロサンゼルスの女性たちの間で、にわかに注目されているのが、なんと“陶芸”(セラミック・アート)。そう、ろくろを回して素手で器を形作っていく、日本でも伝統工芸としてお馴染みの陶芸です。

どうやらその理由は、自分だけの作品を作る楽しさだけではなく、その制作過程が、精神統一や集中力を高めることにも繋がるから。ここ数年、ロサンゼルスでブームになっているヨガや瞑想(メディテーション)人気の潮流のようなのです。実際に、ロサンゼルス近辺でも陶芸体験のできるクラスが増えており、仕事の後や休日に足を運ぶ女性が増えている様子。

今回はその魅力を探るべく、オーナーと講師の多くが女性の陶芸スタジオ『Good Dirt LA(グッドダートエルエー)』にお邪魔しました。このスタジオで大切にしているのは、出来上がりの良し悪しではなく、出来上がるまでの過程。“今この瞬間に集中して、自分の内面と改めて向き合い、クリエイティビティを呼び起こす。まるで癒しの時間となるような体験そのものを楽しむ”というコンセプトで、レッスンが行われています。

今LAで話題の“陶芸”で、インナービューティーを磨く

陶芸の経験が全くない私は、初心者向けのクラスに参加しました。参加者は全部で6人、講師は、陶芸歴20年以上のキャロライン先生です。「粘土のかたまりに形を与えていく過程には、人それぞれの内にある個性や創造性が大いに表れます。陶芸は、改めて自分の内面と向き合い、気づき、成長することに繋がる旅なのです」

今LAで話題の“陶芸”で、インナービューティーを磨く

キャロライン先生は、特にお手本となる器を見せることなく、こう続けます。「これから作る器に“正解”はありません。自分が作りたい器の形をイメージして、でも、完璧を求めるのではなく、今この時間を楽しむことのほうが重要ですよ」

そして、手のひらより少し大きめのクレイ(粘土)を器にしていきます。最後に窯で焼く際に、気泡があると破損の原因となるため、まずはしっかり空気を抜く作業から。なかなか重量感があるので、全身をつかって体重をかけながらしっかりと練ります。

今LAで話題の“陶芸”で、インナービューティーを磨く

「クレイはとても重く、扱う際には時としてフィジカルの強さも必要。でも、ろくろが回っているときは、とたんにデリケートな存在になるので、一つ一つの動作をゆっくり丁寧に行ってくださいね。いくつもの動作を一度に行わないこともポイントです」とキャロライン先生。しっかり練ったクレイをろくろで回して、たっぷりの水をかけながら両手で包み込むように形を整えます。そして、真ん中に両手の親指をゆっくり差し込み、器の形へと近づけていきます。クレイを触るときは、両脚をしっかり開き、両腕は、ひじを下腹部にあて固定した状態で。身体がブレていると、うまく形を整えることができません。みんな真剣な面持ちで、ろくろに向き合います。

今LAで話題の“陶芸”で、インナービューティーを磨く

キャロライン先生が扱うと、ろくろの上でまわるクレイがまるで魔法のようになめらかに、美しく変形していきます。一見簡単そうに見えるのですが、いざ自分でやると、とても思い通りにはいきません。ろくろの上を回るクレイは、想像以上に繊細。慣れてきたと思って集中力が途切れ、不意に力を込めると、クレイの形がぐっと変わってしまい、ヒヤリとする場面もありました。そんな時は、一度ゆっくり深呼吸をして、雑念を追い払って、またろくろに向かいます。

そうこうしているうちに、あっという間にクラスも終了の時間に。ふと周りを見ると、6人の生徒の作品がみんなそれぞれ全く違う形の器になっていました。すらりと上に伸びているもの、横に広がっているもの、丸みを帯びているもの、厚みがあるもの、薄いもの、どれも個性的で、手作りならではの味があります。水分を拭き取り、仕上げに好みの色を選んだら、乾燥させて窯で焼く作業はスタジオにおまかせ。

今LAで話題の“陶芸”で、インナービューティーを磨く

1時間ほどのクラスでしたが、教室を出るとなんとも言えない爽快感と満足感が!姿勢を正しながら、息をするのも忘れるくらいに集中したからか、ほどよい疲労感もあり、それもまた心地良く感じました。今回、クラスを通じて体験できたのが、シンプルに目の前のことだけに集中することや、頭で余計なことを考えずに、感じること。それが、普段はいつもフル回転になっている頭の中を、一旦クリアにリセットしてくれたように思います。さらに、自分なりに試行錯誤しながら、自分だけの作品を創り上げていく喜びも実感し、ロサンゼルスで多くの女性が陶芸づくりに夢中になるのも分かる気がしました。

今LAで話題の“陶芸”で、インナービューティーを磨く

キャロライン先生が言うように、陶芸作品が自身の内面を反映する鏡のようなものであるなら、制作の過程で、作品に意識をむけて丁寧に手をかけてあげることは、自分自身をいたわり磨きをかけることに他ならないのではないでしょうか。まさに体の中からキレイになる、それを実現できる一つの手段として、陶芸は想像以上に有効かもしれません。

Good Dirt LA
http://www.gooddirtla.com/
https://www.instagram.com/gooddirtla/

この記事を書いたライター

Writer

東京・LAでの出版社勤務ののち、フリーランスのライターに。中米コスタリカの常夏ビーチリゾート地でのスペイン語学習+バケーション+時々仕事の生活を経て、再びLAにて活動中。屋外ワークアウトが最近のお気に入り。ハイキングや公園&ビーチヨガをリフレッシュと体型維持のために続けています。

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