暦の上ではもう春。ここLA(ロサンゼルス)でも3月半ばからデイライトセービングタイム、いわゆる夏時間が始まり、昼が長くなる季節になりました。日射しのぽかぽか暖かい日には、外に出るのが気持ちいい。例えばランチだったり、ちょっとしたエクササイズだったり、普段なら室内でもできるようなことを、あえて屋外でしたくなる時期ではないでしょうか。

そこで今回ご紹介したいのが、自然の中で行う「外ヨガ」。実際に、春夏にはビーチや公園などで開催されているヨガ教室をよく目にするようになり、多くの人で賑わっています。新鮮な空気を思いっきり吸って吐いて行うヨガは、見ているだけでも心地よさそうです。

Courtesy of Grand Park

Courtesy of Grand Park

Courtesy of Grand Park

Courtesy of Grand Park

オフィスビルが立ち並ぶ、LAダウンタウンの中心にある公園<グランドパーク>でも、毎週水曜日と金曜日の昼に無料のヨガレッスンが行われています。<ランチタイム・ヨガ>と題したこの45分間のセッションは、女性を中心に人気。その名の通り、お昼の休憩時間を利用してさっと参加できるプログラムで、「リラックスできる」「活力を取り戻す」「元気が出る」ようなフローで構成されています。

Photo by Javier Guillen for Grand Park

Photo by Javier Guillen for Grand Park

個人的には、ヨガマットの上からでもふかふかと素足に感じる芝生の柔らかさが好きなのと、4方向を壁に囲まれたスタジオの中で行うヨガとは違う、開放感と爽快感を得られるのが、この外ヨガのポイント。時折り参加しているお気に入りのセッションです。

Photo by Javier Guillen for Grand Park

Photo by Javier Guillen for Grand Park

では、室内で行うのとは違った効果を得られる「外ヨガ」の具体的な効果とは何でしょうか?
カリフォルニアで40年以上も発行し続けている人気のヨガ雑誌『ヨガ・ジャーナル』から3つのポイントをご紹介します。

1.本能的に活力が沸く
自然に囲まれた状態にいると、人間本来のサバイバルの本能が働いて、よりエネルギーとバイタリティーが溢れます。それがヨガを行う際の燃料となり、より充実したヨガのフローを行えるということです。

2.自然の景観と空気でリラックス
呼吸をしながら行うヨガでは、空気が新鮮であればあるほど、体に取りこんだ時に精神的にもクリアな気持ちになれます。また、南カリフォルニア大学の研究によると、美しい自然の景観を目にすると脳内でハッピーホルモンの一種とも呼ばれるエンドルフィンが分泌され、気分が良くなり、喜びを感じやすくなるそうです。

3.瞑想の効果をさらに高める
日ごろから瞑想を行うと、ストレスや不安を司る「扁桃体(へんとうたい)」と呼ばれる脳の部位が小さくなると言われています。さらに自然の中にいる状態を都会にいるのと比べると、ストレスホルモンが減少するとも言われており、心穏やかにヨガの瞑想状態に入るにはうってつけというわけです。


ヨガマットさえあれば、いつでもどこでもできる、というのがヨガの良いところ。普段からヨガを行う人も、そうでない人も、この春にはヨガマットを持って外へ出かけてみてはどうでしょうか。自然のパワーを借りて、心身ともにリラックスできるだけでなく、エネルギーにあふれたハッピーな状態に自分を高めることもできそうです。

<Grand Park(グランドパーク)>
200 North Grand Avenue,
Los Angeles, CA 90012
http://grandparkla.org/

参考

http://www.yogajournal.com/lifestyle/4-reasons-science-suggests-practicing-yoga-outdoors-enhances/

この記事を書いたライター

Writer

東京・LAでの出版社勤務ののち、フリーランスのライターに。中米コスタリカの常夏ビーチリゾート地でのスペイン語学習+バケーション+時々仕事の生活を経て、再びLAにて活動中。屋外ワークアウトが最近のお気に入り。ハイキングや公園&ビーチヨガをリフレッシュと体型維持のために続けています。

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