こんにちは、ハワイ・アイランド料理研究家の藤沢セリカです。

年に2回は足を運ぶハワイ。ライフワークとしてはもちろんですが、ハワイは私に力と安らぎを与えてくれる特別な場所。大好きな友達がいる場所でもあります。いつもは、ビッグアイランドへ行き、ハレマウマウのペレに挨拶をしてから旅が始まるのですが、今回はちょっと違います。

実は、なんと私の一人息子のウェディングなのです!いつかはこんな日が来るとは思っていましたが、現実になるとなんだか不思議。いつまでも子どもだと思っていたので(親はみんなそうですよね)、我が子ながら「家庭を持つ」ということが、とても立派に思えてなりません。そう、余談ですが、母親の私ですら、家庭を築いてはいないので……。ここで一言、「シングルマザーの皆さん、大丈夫ですよ。子どもはちゃんと大人になって、守りたい人ができれば家庭を築きます。幸せになりますよ、安心してくださいね!」

……というわけで、今回のハワイの旅は、息子のウエディングが最大イベント。それに彼のおばあちゃん、 『特別な想いの母娘台湾旅行』にてお伝えした、 82歳の母を連れて行くという大胆な旅行を試みました。もちろん、ハワイのクリスマスから新しいスポット、スイーツやレストランまで、『2018年に行きたい!藤沢セリカのハワイ旅行』と題して、前・中・後編にわたり、たっぷりとご紹介します。まずは前編。これを読めば、2018年のハワイ旅行は万全です!

南国のクリスマス

私はイルミネーションが大好きで、日本でもよく一人で(!)見に行きます。電飾がキレイに見えるのは空気が冷たくて澄んでいる時期。だからこそ、クリスマスシーズンを中心に光のイリュージョンが各地で繰り広げられるわけですが、ハワイは四季があるとはいえ、一年中温暖な気候。驚くことに、ハワイのサンタクロースはイルカに馬車を引かせてやって来るのだそうです。

そんな南国のクリスマスはというと、やはりイルミネーションが中心ですが、そのスケールは莫大。ホテルを丸ごとプレゼントに見立てたり、巨大なクリスマスツリーがあちらこちらに出現したり。改めて眺めて見ると、空気は暖かくてもイルミネーションは十二分に美しいですね。

左「ハイヤットリージェンシーホテル」の中庭には複数のクリスマスツリーが飾られ、サンタ小屋も完備。右 「ハレクラニホテル」はリースやツリーで着飾り、静かに輝いていました。

左は「モアナサーフライダー」、エントランスから華やか。カラカウアストリートにひときわ目立つ存在です。右は「ロイヤルハワイアンショッピングセンター」の中央広場にある大きなツリー。観光客の撮影スポットです。

「ロイヤルハワイアンホテル」のツリーは色合いもノスタルジック。このようなツリーが何体も飾られていました。

ホノルルのニュータウン・カカアコの「ソルト」

外観もお洒落な新しいスポット「ソルト」。

ワイキキから車で5分ほど北へ走ると、ホノルルの新しいスポット「ソルト」があります。 場所は「カカアコ」と呼ばれる地域で、アラモアナとダウンタウンの真ん中辺り。レンタカーでも行きやすく、Theバスやトロリーでもアクセスは簡単です。最近ではまるでNYのブルックリンを思わせるようなアートな壁画が人気で、インスタ用に撮影に来る人で賑わっています。

昔、カカアコといえばハワイのおしょうゆ「ALOHAしょうゆ」の工場があったところ。人気のプレートランチ屋さん「カカアコキッチン」は今も健在ですが、お店はそこくらいしかありませんでした。2012年頃から開発が始まり、億を超す高層コンドミニアムやお店が次々にオープンし、その中心地にSALT(ソルト)という複合施設を今も建設中です。入っている店はまだ数件ですが、どれもハワイには新しくオシャレなものばかり。

流行に敏感な若者が集まるレストラン「Moku Kitchen(モク・キッチン)」やコーヒー&ベーグルショップ「9bar HNL(ナインバー・ホノルル)」、お髭のトレードマークが有名なパールティー専門店「Mr. Tea Café(ミスター・ティー・カフェ)」などがあります。

チョコレート専門店「ロノハナ」のカカオソルトはお土産におすすめ!

なかでも私が注目したのは、ハワイで採れたカカオを使って作ったチョコレート専門店「LONOHANA(ロノハナ)」。「Handcrafted from tree to bar in Hawaii(ハワイの木から板チョコレートまで手作り)」をモットーに作られたチョコレート、ドリンク、そしてカカオニブ(カカオ豆を砕いてチップ状にしたもの)は香りもよく、繊細な味。チョコレートにジンジャーやハーブを組み合わせたカカオソルトもおすすめです。まだ日本の雑誌などでも大体的には取り上げられていないので、お土産には最適ですよ!

http://www.lonohana.com/index.html

やっぱり外せないハワイアン・スイーツ

ハワイといえば、パンケーキやシェイブアイスといったスイーツでしょう。相変わらずてんこ盛りのホイップクリームやフルーツ満載のパンケーキは人気ですが、今回は色でビックリ、食べておいしいスイーツ、そして流行のベーカリーカフェを紹介します。

ここ数年、ハワイではベーカリーカフェが注目を浴びています。今までのハワイのベーカリーショップと言えば、甘い菓子パンばかりでしたが、最近ではクロワッサンや食パン、サンドイッチなどの食事系パンを、コーヒーと一緒にテラス席で食べるスタイルが流行しています。

都会的なセンスが光る「コナ・コーヒー・パーベイヤーズ | ビー・パティスリー」の店内

インターナショナルマーケットプレイス跡のクヒオ通り入口にある「Kona Coffee Purveyors | b. patisserie (コナ・コーヒー・パーベイヤーズ | ビー・パティスリー)」はサンフランシスコに本店があり、フレンチ系のベーカリーがウリ。店内はハワイとは思えない都会的なセンスが光る、人気のベーカリーです。

http://www.konacoffeepurveyors.com/

青い空に映えて、とても優雅に見えるラグジュアリーなピンクパレス(左)。ベーカリーカフェのココナッツケーキ。ピンク色のココナッツクリームがたっぷりでも、甘過ぎない上品なケーキです(右)。箱もピンク色で可愛い(中)。

ハワイのシンボルともいえる、ピンクの「ロイヤルハワイアンホテル」。ノスタルジックな雰囲気に、建物全てを彩る上品なピンク色が世界中のセレブを虜にするホテル。その1階にオープンしたかわいらしいベーカリーカフェのイチオシは、ピンクのココナッツケーキ。丸いフォルムにココナッツがたっぷり、フワフワの食感がたまりません。また、箱もピンクで可愛らしいのでお土産にも喜ばれそうです。

https://www.royal-hawaiian.com/

左は「ヨーグルストーリー」の看板メニュー「ウベパンケーキ」。ムラサキ芋をソースだけでなくパンケーキの生地にまで練りこんでいます!右の同店「レッドベルベッドワッフル」もおすすめ。クリームチーズソースが甘さ控えめです。

ビックリするほど鮮明な紫色のパンケーキ、ご存じですか?オックステールスープでおなじみのレストラン「朝日グリル」の隣にあるカフェ「YOGUR STORY(ヨーグルストーリー)」の看板メニュー「ウベパンケーキ」です。ウベとはフィリピン語でムラサキ芋という意味。見た目と違い、甘過ぎずにあっさりした味で、パンケーキ生地はもちもちです。私にとっては、ハワイで一番おいしいパンケーキ。その証拠に、レシピを研究し、2017年の12月に出版した「The ハワイアンスイーツ&デリ: 話題の行列店の味をおうちでも!」に登場させました。作ってみたいと思われた方は、私のレシピ本をご覧くださいね。

http://yogurstory.com/

まだまだ「2018年に行きたい!藤沢セリカのハワイ旅行」は続きます。次回は中編。お楽しみに!

この記事を書いたライター

Cooking Expert/Author

1961年2月4日生まれ、水瓶座O型。料理研究家。ハワイ、バリ、タヒチなどのアイランド料理研究家でもある。TV、ラジオなどメディアでの情報発信、ケータリングなど、食に関して幅広く活躍中。著書に『ハワイごはん』『湘南ごはん』『海ごはん』『ホノルル食堂』など。オフィシャルホームページ「ALOHA DELI

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